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OpenAI

2026年9月8日

企業

いま実現できる仕事

Sarah Friar 著

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AI は、人々や企業が実現できることを広げています。かつては時間やコスト、専門知識を得る難しさに阻まれていたアイデアも、実現に向けて取り組めるようになりつつあります。それにより、人類が成し遂げられることが飛躍的に広がり、新たなビジネスや市場、可能性が生まれます。OpenAI は、こうした大きな目標の実現を支えるための組織です。

GPT‑6 Astra⁠ は、AI の能力を大きく前進させるモデルです。世界で最も高い知能を備え、人間の意図や価値観に最もよく沿うモデルであり、コンピューター操作、ブラウジング、ソフトウェアエンジニアリング、サイバーセキュリティ、科学、専門業務などの分野で最先端の性能を発揮します。

OpenAI は、こうした研究の進歩を、世界中の人々や組織に広く恩恵をもたらす形で届けるための体制を整えています。個人向けと法人向けの双方に幅広く展開しているため、お客様がすでに利用している製品を通じて、新たな機能を直接届けられます。さらに、フルスタックのコンピューティング戦略により、その知能を提供するための処理能力、性能、コストをより的確に管理できます。

こうした強みは相乗的に高まります。より優れたモデルが、新たな仕事を可能にします。コンピューティングの効率が高まれば、その仕事をより大規模かつ低コストで実行できます。利用拡大による収益が、さらなる研究とインフラへの資金となり、次の画期的な進歩を追求して世界中の人々に届ける力を強化します。

個人向けと法人向けの相乗効果

当社の製品は、週間アクティブユーザー10億人超と250万社に利用されています。研究が進むたびに、ChatGPT、ChatGPT Work、Codex、そして当社の API を使って開発されたアプリケーションが改善されます。モデル研究への1つの投資が、多数の製品と多様な収益源を支えます。

家庭で ChatGPT に慣れ親しんだ人々は、その経験を職場でも生かします。企業への導入によって、複雑な業務や組織の要件に適したツールを利用できるようになります。そして職場での経験は、私生活で AI に期待することにも変化をもたらし得ます。開発者は、私たちだけでは気づけなかったニーズに応えるアプリケーションを開発し、当社の製品や技術が届く範囲をさらに広げます。今後、エージェント型製品が仕事と私生活の両面で一人ひとりへの理解を深めるにつれて、従来はより明確に分かれていた個人向けと法人向けの境界は、次第に曖昧になっていくと考えています。

個人利用と法人導入は、時間とともに拡大します。個人向け ChatGPT プラン利用者の調査⁠では、登録から6か月後の1日当たりのメッセージ数は初月より約 50% 多く、試したタスクの種類数は約2倍になっていました。

登録後最初の28日間を基準に指数化

出典:OpenAI

当社のビジネスモデルでは、利用の拡大に応じて収益が生まれます。広告収入に支えられた無料利用を通じて、人々は AI が役立つ場面を見つけられます。サブスクリプションや従量課金型サービスでは、お客様は、より多くの価値を見いだすにつれて利用への支出を増やせます。

取り組む価値のある仕事の拡大

モデルの性能が高まるほど、お客様がコスト面で無理なく取り組める仕事の範囲が広がります。企業は、かつて専門家が多くの時間を費やす必要があった業務プロセスを改善したり、以前は採算が合わなかった市場に参入したりできます。

これは、私たち自身のチームの業務にも表れています。最近公開した研究チームからの最新情報⁠では、研究者がより複雑なタスクをエージェントに任せながら、コードの追加や改善をより速く進め、より多くの実験を実施している様子を紹介しています。チームはエージェントを活用し、かつては専門家の支援が必要だったインフラの問題を解決しています。現在、研究部門では、人間の1稼働日分の労働に対して、エージェントによる3.1稼働日分の作業を活用しています。

出典:OpenAI 研究組織、2026年8月中旬、スタンフォード大学の8時間労働日換算。

研究の優先順位を決め、結果を評価するのは今も人間ですが、エージェントを活用することで、有望なアイデアを追求する余力が生まれます。OpenAI では、こうした取り組みが、お客様の活動を支えるモデルやインフラの改善につながります。

可能性は科学的発見にも広がっています。先日、当社の内部モデルの1つが、約90年間未解決だった数学の最も深遠な問題の1つ、ナビエ–ストークスのミレニアム懸賞問題の解法を導き出した⁠ことを発表しました。これは、AI が数学研究に貢献する能力の発展における重要な節目であり、科学者による研究や技術の進歩を私たちが後押しできることを示しています。

AI が人間の能力を広げるにつれて、私たちが現在取り組んでいる仕事の範囲をはるかに超えた市場が開かれます。より多くの人が大きな目標を追求し、新たな発見を成し遂げ、将来の世代にわたって暮らしを豊かにするものを生み出せるようになります。

顧客事例

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40件を超える診断。AI を活用した研究が、これまで診断に至らなかった希少疾患の症例について、専門家が答えを見いだす助けとなりました。
—ボストン小児病院⁠

より高い価値をもたらすコンピューティング

拡大する需要に応えるには、処理能力と採算性の向上が必要です。当社のコンピューティング戦略⁠は、データセンター、チップ、ソフトウェア、モデル、製品までを網羅しています。これらを一体的に管理し、ワークロードごとに能力、速度、信頼性、効率、コストの最適な組み合わせを継続的に追求しています。

フロンティアモデルのトレーニングと、高速で対話的なエージェントの実行では、インフラに求められるものが異なります。コンポーネントを一体設計することで性能やコストを改善できる領域は自社で構築し、他社に優れた選択肢がある領域では提携します。これにより、タスクごとに最適なシステムを選べる柔軟性が得られます。

GPT‑5.6 Sol は、本番環境で推論を提供するソフトウェアの改善に貢献し、推論提供の全工程にかかるコストを 20% 削減しました⁠。さらなる改善により、トークン生成効率は 15% を超える向上を示し、同じコンピューティング資源でより多くの出力を生成できるようになりました。

初のカスタム推論チップである Jalapeño は、こうした取り組みをハードウェアへと広げます。3つの公開モデルを対象としたInferenceX テスト⁠では、定格チップ電力で比較条件をそろえた結果、テスト対象の市販システムに比べて、1ワット当たりのピークトークンスループットが1.5~1.9倍に達しました。エンドツーエンドのレイテンシーは、比較対象の1.7分の1~3.6分の1に短縮されました。NVIDIA、AMD、その他のパートナー製アクセラレーターと併用し、年末までに導入を開始する⁠予定です。

お客様にとって重要なのは、タスクを完了できることです。より優れたモデルなら、より少ない試行回数でタスクを完了できます。ソフトウェアとハードウェアが改善されれば、1回ごとの試行にかかる時間とコストも減らせます。両方を改善することで、自社で構築・調達した計算資源を使って、より多くの仕事に対応できるようになります。

強みが相乗的に高まる理由

研究、製品、コンピューティングに対する長年の投資が、一つに結びつきつつあります。個人向けと法人向けに幅広く展開しているため、モデルの進歩をお客様へ直接届けられます。フルスタックのコンピューティング戦略により、性能と採算性を高めながら、その知能を提供できます。

お客様が AI を活用するほど、こうした強みの組み合わせはさらに力を発揮します。お客様のニーズは、研究の方向性や処理能力の整備を考える指針になります。モデルの改善とコスト低下によって、より多くの仕事が実行可能になり、利用拡大による収益が次世代の研究とインフラを支えます。

資本規律によって、こうした成長を持続させます。各投資について、どれだけの需要に応えられるか、どれほど早く成果を生み出せるか、そして期待されるリターンが投入資本に見合うかを評価します。

こうした強みがあるからこそ、AI の世代が移り変わっても OpenAI は先頭に立ち続けられると確信しています。進歩を重ねるたびに、人々がより多くを成し遂げられるよう支援し、その志とともに成長する事業を築くことができます。

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