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OpenAI

2026年1月13日

Zenken、ChatGPT Enterprise で少数精鋭の営業力を強化

Zenken は AI を活用して営業の在り方を見直し、準備時間の短縮、受注率の向上、そしてより付加価値の高い業務へのシフトを実現しています。

質感のある緑色の背景の中央に、ドットが前に付いた白い Zenken のワードマーク画像。

Zenken は、GPT‑5・カスタム GPT・画像生成など、常に OpenAI 最新のモデル・機能を利用して、主力事業である WEB マーケティング事業と成長事業の海外人材事業の両輪を加速させてきました。日本国内でもいち早く ChatGPT Enterprise を導入した Zenken は全社を挙げて ChatGPT を活用し、AI ファーストの働き方を実現して以下の成果を上げています。

現在、Zenken では次のような成果が報告されています。

  • ChatGPT Enterprise の週間アクティブユーザー率90%超
  • 知識労働に関わる業務全般で平均30〜50%の時間短縮を実現
  • 社員1人あたり月間5〜15時間の余剰時間を創出し、より付加価値の高い業務に充当
  • 前年比で年間約5,000万円の外部委託費用を削減

12の要件を満たす ChatGPT Enterprise の導入を決断

ChatGPT Enterprise を導入する以前、Zenken では多くの知識業務を手作業のプロセスに頼っていました。社員は、調査、要約、翻訳、コンテンツ作成などに多くの時間を費やしていました。営業チームも顧客面談の準備に多くの時間を費やしており、その結果、顧客との対話の機会や質が低下していました。

こうした課題に対応するため、Zenken は生成 AI の導入を決断しました。管理本部経営企画部マネージャーの岡田裕智氏は、導入検討の際に「セキュリティや高度な思考支援など、業務に必要な12の機能にフォーカスした」と語り、「すべての条件を満たしたのが ChatGPT Enterprise でした」と振り返ります。「セキュリティは、最も重要な経営課題の一つでした。クライアントの情報や社内の重要データを扱う以上、外部流出のリスクは絶対に避けなければなりません。ChatGPT Enterprise では、入力したデータが AI の学習に使用されないことが保証されており、機密情報を安全に扱える環境が整っています。この点は、導入を最終決定する上で最も重視した要素の一つでした」」と岡田氏は説明します。

また、推論モデルの存在も ChatGPT Enterprise を選んだ決め手のひとつでした。Zenken の主力である WEB マーケティング事業では、クライアントのビジネス課題を深く分析し、戦略的なソリューションを提案することが求められます。OpenAI が2024年に公開したリーズニングモデルは、まさに Zenken が求めていた「高度な思考支援」を実現できるモデルであり、AI 活用の加速を後押ししました。岡田氏は、「リーズニングモデルは、単なる情報提供にとどまらず、市場分析、競合戦略の評価、新規事業の可能性検討など、経営層の意思決定を支援する高度な思考プロセスを実現しています」と語ります。

リーズニングモデルは、社員による戦略立案や分析の質を大幅に向上させただけではなく、Zenken 自身の経営課題や新たな挑戦を分析し、戦略的に思考する場面でも活用されており、Zenken のビジネスそのものの成長を加速させる原動力となっています。

AI 支援型ワークフローによる営業活動の変革

Zenken が特に ChatGPT Enterprise の効果を実感している分野が営業活動です。ChatGPT Enterprise を導入する前、営業チームは見込み客の調査、提案資料の作成、営業メールの作成など、事前準備に多くの時間を費やしていました。「顧客への営業数を増やす以前に、営業担当者が問い合わせ対応や提案資料作成に時間を費やす必要があったので、顧客との対面時間が限られ、案件の取りこぼしが発生していました」と岡田氏は振り返ります。営業メールの作成にも時間がかかり、1日のアプローチ件数に限界が生じていました。

Zenken では ChatGPT Enterprise を全社的に導入し、営業活動の質を大きく向上させました。以下は、その変化をフェーズごとに整理したものです。

ChatGPT 導入前

ChatGPT 導入後

準備フェーズ

手動で情報収集

ChatGPT を用いてより深い業界理解や顧客分析を実現

ヒアリングフェーズ

一方的な質問

双方向のコミュニケーション

商談フェーズ

商談中に不明点が出た場合、その場で答えられずに後日連絡

商談中に ChatGPT に質問し、即座に回答を取得

提案フェーズ

製品スペックや機能を中心とした「プロダクト型」の提案

顧客のインサイトに基づいた「パーソナライズされた」提案

ChatGPT を活用した営業手法の変化により、以下のような営業成績の向上が確認できました。

  • 提案の通過率が15~20%向上
  • 新規商談の成約率が5~10%アップ
  • 提案書の承認率が30%向上

岡田氏は、「ChatGPT のおかげで、リサーチ作業や準備にかかる時間が短縮され、顧客との会話もよりスムーズに行えるようになりました」と述べています。

国際的なコミュニケーション能力を強化

Zenken の成長事業である海外人材事業でも ChatGPT Enterprise は不可欠な存在となっています。社員のほとんどが日本語話者の Zenken では、これまで海外向けの求人票や契約書における翻訳業務に時間とコストを多くかけてきました。岡田氏は、「英語を含む多言語対応において、従来の翻訳ツールでは文脈やニュアンスが適切に伝わらないという課題があり、国際的なコミュニケーションに苦労する場面もありました」と振り返ります。

ChatGPT Enterprise 導入後は、様々な文書を正確に英語をはじめとした多言語へ翻訳できるようになり、外注コストを削減しながら、翻訳スピードを大幅に向上させることができました。「チームの規模を小さくしても売上を伸ばし続ける体制を維持できている」と岡田氏は語ります。

また、英語以外の言語でも ChatGPT を活用し、ニュースサイトや技術記事など、事業にとって重要な情報源から情報を収集しています。これにより、海外展開を視野に入れた新しいサービスや事業の企画が容易になっただけでなく、Zenken のより多くの社員が国境を越えたビジネスにこれまで以上に関われるようになりました。

単純作業から、より創造的で付加価値の高い業務へ

仕事の進め方そのものも ChatGPT Enterprise によって大きく変わりました。営業メールや提案資料、マーケティングコンテンツ、社内文書などのたたき台を ChatGPT で数分で作成できるようになり、全社の生産性はおよそ2倍に向上しました。外部委託していた業務の内製化を進めた結果、年間で約5,000万円の外部委託費用を削減し、利益率の改善にもつながっています。岡田氏は「単調な作業に追われるのではなく、提案の中身を考える時間が確実に増えました」と社員の成長を語ります。

また、社員一人ひとりの利用率が高いのも ChatGPT Enterprise の特徴で、週間アクティブ利用率は90%を超え、1か月あたりのメッセージ数は一人当たり平均約900回に達しています。「最初に ChatGPT に聞くのが当たり前になりました。ChatGPT で仮説を立てたうえで上司や同僚に相談する流れができたことで、誰かに相談する前や次へ進む前などに『行き詰ってしまう時間』が大幅に減りました」と岡田氏は語ります。

岡田氏は、ChatGPT Enterprise について「単なるツールにとどまらず、社員の思考や働き方を一変させる相棒として機能しています」と評価します。Zenken は ChatGPT Enterprise を業務効率化から戦略立案、人材育成まで、全社の変革を支える中核基盤としての活用を見据えています。