10 代の学び、将来の計画、AI の未来づくりを支援
ChatGPT for Teens に College Planner が近日登場。10 代が参加する新たな AI 諮問委員会の設立や、学習ツールの拡充も予定しています。
18 歳未満と判定されたアカウントに標準で自動適用される ChatGPT for Teens を導入して以来、10 代のユーザーが学習やアイデアの探究、日常の問題解決に活用する様子が見られています。本日は、学習ツールの活用状況をはじめとする ChatGPT for Teens の導入後の進展と、10代のユーザーが学習や大学進学の準備を進めるための新しい方法をご紹介します。
ChatGPT の 12 億人のユーザーは、さまざまな国やコミュニティに広がり、多様な背景を持っています。これほど広く利用されているからこそ、利用できる資源や機会が異なる若者の学びと将来への準備を支えるツールづくりが、特に重要になります。
ChatGPT for Teens は、若者の学習、批判的思考、理解の深化を支援するよう設計されています。ChatGPT for Teens が世界中のより多くの若者に提供されるにつれ、利用可能になったグループでは、まだ利用できないグループと比べて、学習関連のメッセージ送信数が平均で約 270 万件多くなりました。
ChatGPT for Teens の適用後は、多くのユーザーが学習ツールを活用しています。会話を始めるためのプロンプトで最もよく選ばれているのは、「アイデアを広げるための質問をして」「下書きにフィードバックをして」「根拠の確認を手伝って」です。ある 1 週間には、120 万人近くの 10 代のユーザーが数学や科学の概念をよりよく理解するために学習用のビジュアル表示を利用し、18 万人以上が段階的な学習支援を受けるために学習モードを利用しました。
ChatGPT for Teens には、休憩を促すリマインダー機能が組み込まれています。10 代のユーザーが ChatGPT を利用する時間は、1 日平均 15 分未満です。ChatGPT を 3 時間超連続で使う 10 代のユーザーは 2% 未満です。また、休憩リマインダーが表示された 10 代のユーザーの会話では、半数近くで 5 分以内に休憩を取るか、会話を終了していました。こうした利用時間は、10 代のソーシャルメディア利用について公表されている(新しいウィンドウで開く)平均 5 時間を大きく下回っており、利用体験の違いが表れています。ChatGPT は、受け身でスクロールし続けるのではなく、学び、ものづくり、創造性の発揮に役立つよう設計されています。3 時間超連続で利用した 10 代のユーザーのうち、80% 超が学習に関するプロンプトを少なくとも 1 回送信していました。
これらの初期の結果は心強いものです。今後も利用体験を評価し、10 代のユーザーや家族、教育者から学びながら、ChatGPT for Teens を改善していきます。

米国では毎週、数十万人の 10 代のユーザーが大学進学の計画に ChatGPT を利用しています。出願計画を立てたり、締め切りを管理したり、大学を調べたり、学費援助について理解を深めたりするために活用しています。
そこで、ChatGPT for Teens に College Planner をまもなく追加します。志望校を決めるという本人が向き合うべき課題を肩代わりするのではなく、大学出願に必要な具体的な手順を管理できるよう設計しています。大学出願にあたって受けられる支援は、生徒によって異なります。私たちの目標は、カウンセラーやアドバイザー、家族による助言に加えて、経済状況にかかわらず支援を受けやすくすることです。
College Planner は、生徒がリストに登録した大学の出願要件、締め切り、タスク、学費援助の手続きを、1 つの計画にまとめます。複数の大学に出願する生徒は、いつでも計画に戻って進捗を更新し、タイムラインを使って先の予定を立てたり、残っているタスクを確認したりできます。準備を進めながら、要件の意味から具体的な始め方まで、ChatGPT に質問することもできます。こうした手順を一元化することで、生徒や家族の時間を節約し、負担の大きい出願プロセスを進めやすくすることを目指しています。
まず米国で提供する機能は、4 年制大学への進学を予定している 10~12 年生の高校生を対象に設計しています。今後は College Planner をより多くの国の生徒に提供するとともに、2 年制大学、工科系カレッジ、職業訓練校などにも段階的に対応を広げる予定です。
College Planner は、大学の費用をどう賄うかを考える際にも役立ちます。学費援助の要件を理解するためのサポートを受けたり、各大学の援助申請の締め切りを管理したり、奨学金や費用免除について調べたりできます。

出願状況の管理は、大学進学の準備の一部にすぎません。多くの生徒は、どのような選択肢があるのかを理解する手助けも必要としています。College Planner の提供に加え、私たちは非営利団体の College Advising Corps(新しいウィンドウで開く) を支援しています。同団体は、資源が不足している高校に大学を卒業したばかりの若者をアドバイザーとして派遣し、生徒の高等教育への進学をサポートしています。OpenAI の支援は、同団体が活動を新たな州へ広げ、AI フェローシッププログラムを設立するために役立てられます。このフェローシップを通じて、参加各州のアドバイザーが AI の実践的な活用方法を試し、共有することで、より多くの生徒の大学進学を支援します。AI は、生徒の出願や入学手続きに関するタスクの管理を支援できます。アドバイザーは、生徒が選択肢を検討し、次に何をすべきか決めるための手助けができます。
ChatGPT for Teens を導入した際、私たちはその利用体験を継続的に改善することを約束しました。私たちは今後 3 年間、ボストン小児病院の Digital Wellness Lab(新しいウィンドウで開く) と、独立して運営される同ラボの学生諮問委員会(新しいウィンドウで開く)を支援します。AI が若者の暮らしにどう関わっているのかを本人たちから直接学び、AI の設計に 10 代の声が実質的に反映される機会を設けるためです。
2026~27 年度、同ラボは 2 つのコースで計約 22 人の生徒・学生を迎えます。14~18 歳の約 12 人は地域でデジタルウェルビーイングのプロジェクトに取り組み、16~20 歳の約 10 人は AI チャットボットや新興技術の開発に注力します。参加者は、研究者や臨床医とともに、デジタルウェルビーイングや AI のプロジェクトに取り組みます。AI コースの参加者はツールを試し、学習や日常生活での AI の使い方を踏まえて改善を提案します。10 代向けの安全性の初期設定、ペアレンタルコントロールと通知、AI リテラシーについて意見を求める予定です。
10 代の若者は、自分たちの未来を形づくるツールの開発で、中心的な役割を担うべきです。10 代の参加者はツールを試し、開発者に向けた提言をまとめます。私たちは、こうした提言を製品やモデルに関する意思決定に早期に取り入れ、何をなぜ変更したのかを参加者に報告することを目指しています。この諮問委員会は、若者が開発に直接意見を届ける場となります。また、その知見や提言を共有し、業界全体で若者のためのよりよいツールづくりを後押しします。
生徒や学生からは、ノートを撮影して ChatGPT にアップロードするのに何時間もかかることがある、という声が寄せられました。そこで、ノートからフラッシュカードやクイズなどの学習教材をより簡単に作れるようにしています。
複数の写真を続けて撮影する機能を使うと、ノートの複数ページを撮影し、自動的に 1 つの PDF にまとめて、ChatGPT にアップロードできます。この機能は iOS で利用でき、Android での提供に向けても取り組んでいます。
学んだ内容を練習できるよう、フラッシュカードも追加します。たとえば、生物のテストに向けて勉強している生徒が授業のノートをアップロードしたり、トピックを選んだりすると、ChatGPT がその内容を復習用のカードにできます。覚えたカードに印を付けたり、間違えたカードに戻ったり、カードの順番をシャッフルしてもう一度取り組んだりできます。カードのセットはユーザーのライブラリに保存されるので、前回の続きから簡単に再開できます。ChatGPT にフラッシュカードを表示するよう頼んだり、カードで練習するためのスケジュール済みタスクを作成するよう依頼したりすることもできます。
フラッシュカードに加えて、ChatGPT でのクイズ作成も簡単になりました。ノートをアップロードして、対話型クイズに変えられるようになりました。また、ChatGPT がクイズを求める意図をより的確に読み取り、チャット内で直接作成できるようになっています。
今後も 10 代のユーザーや家族、教育者から学び、保護措置が実際にどう機能しているかを確認しながら、ChatGPT for Teens の進化に伴って得られた知見を共有していきます。

