本日、Standard 処理より最大 14 倍高速に GPT‑5.6 Sol を実行する新たなサービスティア「Ultrafast」を先行公開します。まずは OpenAI API で提供を開始します。Cerebras を採用した Ultrafast は、毎秒最大 750 出力トークンを生成します。OpenAI の最も高性能なモデルを、一秒一秒が重要な製品やワークフローで活用できるようになります。
OpenAI は GPT‑5.6 により、モデルの能力をフロンティアへと押し広げると同時に、スタックのあらゆるレイヤーで効率を高めています。こうした改善により、高度な知能をより手頃な価格で、より多くの人に役立つ形で提供できるようになりました。これまでは、リアルタイムの速度を得るために、通常は小型または用途特化型のモデルを選ぶ必要がありました。Ultrafast は、新たな方向への進歩を示します。それは、1 秒あたりに実行できる有用な作業の増加です。
速度のために知能を犠牲にする必要がなくなれば、AI をビジネスで特に時間制約の厳しい領域に導入でき、新しい種類の業務も可能になります。すでに Ultrafast の有望な活用例が見え始めています。
- インシデント対応と信頼性:重要なシステムに障害が発生した際、復旧対応が続く中でアプリケーションログ、直近のコード変更、エンジニアの報告を分析し、原因の可能性を特定して修正案の準備を支援します。
- 金融調査とセキュリティ:状況が刻々と変化する中で市場シグナルを分析し、取引を評価して、不審な活動を特定します。
- カスタマーサポートと音声:回答の特定に複数の手順やシステムが必要な場合でも、会話を中断することなく、複雑な顧客課題をリアルタイムで解決します。
- コマース:買い物客が検討している間に、商品への質問に答え、在庫を確認し、おすすめをパーソナライズして、迷いがカート放棄につながる前に決済時の問題を解決します。
- ライブ調査と実験:従来は一晩かかっていた調査を対話型の作業セッションに変え、チームが流れを止めずにアイデアの検証、結果の確認、アプローチの調整、次の実験を行えるようにします。
プレビュー期間中は、初期のお客様グループと協力し、この速度が最も大きな効果をもたらす領域と、そこで得た知見を今後の製品にどう生かせるかを検証します。ビジネスでフロンティアの知能と最高速度が必要な場合は、利用対象の拡大時に通知を受け取るため、ご登録ください。
GPT‑5.6 Sol の Ultrafast モードと標準モードが、同じテキストプロンプトから動作する 3D 倉庫シミュレーターを並行して構築します。
コーディング、コマース、金融調査、サポートなどの対話型アプリケーションを手がける初期の企業グループとともに、Ultrafast モードの GPT‑5.6 Sol をテストしてきました。まずビジネスワークフローから始めることで、実際の本番環境における条件を検証できます。お客様の初期の取り組みを通じて、速度が桁違いに向上することで最も大きな価値が生まれる領域と、モデルが利用者のペースに追いつくと製品がどう変わるかを把握しつつあります。今後は、処理能力の拡大に合わせ、これらの知見を導入方針に生かします。
OpenAI 社内では、開発者グループが Ultrafast モードの GPT‑5.6 Sol をテストし、リアルタイムで応答できるフロンティアの知能がどのワークフローに役立つかを検証してきました。
OpenAI のチームが Ultrafast を活用している例の一つが、インシデント対応です。アラートが発生すると、エンジニアはシステムや証拠が変化し続ける中で、状況を正確に把握する必要があります。チームはこれを使って、ログの確認、トレースの分析、会話の集約、次に確認すべき項目の特定、修正案の準備や検証を迅速に行います。Sol の知能を活用することで、所要時間を大幅に短縮できます。シグナルの観測、仮説の検証、次の行動の選択までの遅延を減らしつつ、判断とデプロイの責任は引き続きエンジニアが担います。
調査では、チームが Ultrafast を使って知識ソースをすばやく検索し、データにクエリを実行するとともに、連携ツール全体から情報を迅速に収集、整理、要約しています。調査でよくあるワークフローは、チームメンバーが夜間に一連の実験を開始し、翌朝に結果を確認するというものです。Ultrafast によってこのサイクルを短縮し、勤務時間内に複数回の反復を行えるようになると考えています。
Ultrafast は、OpenAI のプラットフォームに超低遅延の推論をもたらす Cerebras とのパートナーシップにおける次の一歩です。今回、Cerebras は Ultrafast モードの GPT‑5.6 Sol で OpenAI の最も高性能なモデルを支え、毎秒最大 750 出力トークンを実現します。これにより、企業は応答性の高い製品を構築し、意思決定を迅速化して、要求水準の高いワークフローに強力な AI を直接導入できます。
Ultrafast モードの GPT‑5.6 Sol は、本日より一部のお客様を対象に限定プレビューで提供します。処理能力の拡大に合わせて、利用対象を広げていきます。最新情報を受け取る。


