2025年9月30日更新情報:ペアレンタル コントロール機能を備えた Sora アプリをリリースしました。保護者は、ChatGPT で自身のアカウントと連携している10代のお子さまのアカウントの Sora の設定を調整できます。例えば、パーソナライズされていないフィードへの切り替え、ダイレクトメッセージを送受信できるかどうかの設定、スクロール中にコンテンツを途切れず表示するかどうかの管理などが可能です。詳しくは Sora 2 ブログをご覧ください。
ご家庭での ChatGPT の利用をサポートするため、ペアレンタル コントロール機能と保護者向け情報ページ(新しいウィンドウで開く)を新しく公開しました。本日から、すべての ChatGPT ユーザーがペアレンタル コントロールを利用できます。保護者の方は、ご自身のアカウントとお子さまのアカウントを連携し、年齢に応じた安全な利用環境となるよう設定をカスタマイズできます。
これらは、すべての人にとって ChatGPT をより役立つものにするための継続的な取り組みの一環であり、10代のお子さまの AI 活用を支えるツールをご家庭に提供するものです。以前お知らせしたとおり、OpenAI は、ユーザーが18歳未満かどうかを判定し、ChatGPT が10代向けの設定を自動的に適用できるようにする長期運用を見据えた年齢予測システムの構築を進めています。ペアレンタル コントロールは、10代のお子さまの ChatGPT での利用環境を保護者が適切に管理できるようにするための、重要な一歩です。
OpenAI は、専門家や Common Sense Media などの支援団体、カリフォルニア州およびデラウェア州の司法長官を含む政策担当者と緊密に協力し、それらの知見を基にペアレンタルコントロールに関する方針を策定してきました。今後も、これらのコントロール機能の改善および拡充を進めていく予定です。
「ペアレンタル コントロールは、10代のお子さまによる ChatGPT の利用を保護者が管理するうえで、有効な第一歩となります。ただし、オンライン上での10代の安全を守るという観点では、ペアレンタル コントロールはあくまで一つの要素にすぎません。責任ある AI の使い方についてお子さまと継続的に話し合い、テクノロジーに関する家庭内の明確なルールを設け、さらにお子さまのオンラインでの行動を理解しようと保護者が積極的に関わることで、ペアレンタル コントロールはより効果を発揮します」- Common Sense Media、AI プログラム担当シニアディレクター、Robbie Torney
ペアレンタル コントロールを設定するには、まず保護者が10代のお子さまに、アカウントを連携するための招待を送ります。お子さまがその招待を承諾すると、保護者は自身のアカウントからお子さまの設定を管理できるようになります。また、お子さまの方から保護者を招待して、アカウントを連携することもできます。
アカウント連携が完了すると、保護者はアカウント設定内のシンプルな管理ページから、お子さまの ChatGPT の利用環境をカスタマイズできます。お子さまがアカウントの連携を解除した場合は、その旨が保護者に通知されます。

ペアレンタル コントロールの一環として、保護者アカウントと連携する10代のお子さまのアカウントの安全対策を強化します。アカウント連携が完了すると、お子さまのアカウントには、自動的にコンテンツ保護が追加で適用されます。これにより、年齢にふさわしい利用環境を保つために、刺激の強い表現や、SNS などで流行する危険なチャレンジ、性的・恋愛的または暴力的な会話、過度に理想化された美のイメージなどの表示が制限されます。
これらの安全対策は、10代特有の発達段階の違いの理解に資する既存の研究を慎重に検討し、その知見を反映して設計されています。
保護者は必要に応じてこの設定をオフにできますが、10代の利用者本人が変更することはできません。
こうした安全対策は有効ですが、完全ではなく、意図的に回避しようとすればすり抜けられてしまう可能性があります。OpenAI は、時間をかけて慎重に検証しながら、今後も改善を重ねていきます。また、健全な AI の使い方や、それがそれぞれのご家庭にとってどのような形であるべきかについて、お子さまと話し合うことをお勧めします。
保護者が10代のお子さまの利用環境をより細かく調整できる追加機能も提供しています。保護者は、シンプルな管理ページから次の項目を設定できます。
- ChatGPT を利用できない時間帯(サイレント時間)を指定できます。
- 音声モードをオフにして、ChatGPT で音声モードを利用できないように設定できます。
- メモリ機能をオフにして、ChatGPT が会話内容を保存・活用しないようにできます。
- 画像生成機能をオフにして、ChatGPT で画像を生成・編集できないようにできます。
- モデルの学習への利用を拒否する設定にすることで、お子さまとの会話が ChatGPT のモデル改善に使われないようにできます。
これらの設定は任意かつ柔軟に組み合わせることができるため、ご家庭ごとの状況に合った形を選択できます。

困難な状況に陥ったときに ChatGPT を頼る10代がいることを OpenAI は認識しています。そのため、深刻な問題が発生する可能性がある場合に保護者が気付けるよう、新しい通知システムを導入しました。
10代の利用者が自分を傷つけようとしている兆候を ChatGPT が検知できるようにする保護機能を追加しました。システムがそのような危険の可能性を検知した場合、特別な訓練を受けた専門チームが状況を確認します。お子さまに差し迫った心の苦しみや強いストレスの兆候が見られる場合、保護者が通知を受け取らない設定にしていない限り、メール、テキストメッセージ、スマートフォンのプッシュ通知で保護者に連絡します。
この仕組みを正しく設計し、安心できるものにするため、OpenAI はメンタルヘルスや10代支援の専門家と協力しています。どんなシステムにも限界があります。この仕組みでも、実際には危険がないのに警告を発してしまう可能性もあります。それでも沈黙するより行動を起こし、保護者に知らせて介入のきっかけをつくる方が大切だと OpenAI は考えています。
さらに、10代の利用者に命に関わるような差し迫った危険が疑われ、保護者と連絡が取れない場合などに、警察やその他の緊急サービスへ連絡する際の適切な手順や条件についても検討を進めています。
このようなごく限られた状況においても、OpenAI は10代の利用者のプライバシーを真剣に受け止め、保護者、および警察や救急などの関係機関がお子さまの安全を守るために必要な最小限の情報のみを共有します。

ご家庭では、さまざまな形で ChatGPT が日常生活に取り入れられています。学習モードで宿題に取り組んだり、週末のプランを一緒に考えたり、日常のちょっとした疑問を解決したりする場面でも活用されています。中には、ChatGPT をきっかけに家族で AI を一緒に学び始めるご家庭もあります。そこで OpenAI は、保護者の方が ChatGPT について理解し、10代のお子さまを安全で前向きな使い方へ導けるよう、必要な情報やヒントをお届けしたいと考えています。
そのために、関連情報を1か所にまとめた新しい保護者向け情報ページ(新しいウィンドウで開く)を開設しました。このページでは、ChatGPT の仕組みや OpenAI の提供するペアレンタル コントロールの内容について説明しています。また、学習や創造的な活動、日常生活の中で10代のお子さまが ChatGPT を活用するためのアイデアも紹介しています。このページはあくまで出発点です。今後、ご家庭での AI 活用が広がるのに合わせて、ヒントやガイド、専門家のアドバイス、会話のきっかけになるトピックなどを継続的に追加し、保護者の方をよりサポートできるようにしてまいります。
OpenAI では、今後数か月をかけて、ユーザーが18歳未満かどうかを判定し、ChatGPT が年齢に応じた設定を自動的に適用できるようにする年齢予測システムの構築を進めていきます。ユーザーが18歳未満かどうか判定できない場合には、安全を最優先し、10代向けの設定を積極的に適用する予定です。それまでは、ペアレンタル コントロールが、お子さまに年齢に応じた設定を適用するための、最も有効な手段となります。
ペアレンタル コントロール機能の導入は大きな一歩ですが、OpenAI の取り組みはまだ続きます。今後も、保護者と10代のお子さまが ChatGPT を安全かつ安心してご利用いただけるようにするための機能開発に取り組み、その進捗をお知らせしていきます。


