ChatGPT ヘルスケアは、米国のユーザー向けに提供を開始します。Apple ヘルスケアと対応している医療記録を安全に連携するかどうかを選択できます。連携すると、ChatGPT のサポートにより、ご自身の情報を文脈に沿って理解し、何が変化したかを把握し、より多くの情報を踏まえたパーソナライズされた会話ができるようになります。この機能は、初期テスターからのフィードバックを取り入れて開発されており、何を連携するか、また連携した情報を ChatGPT がいつ使用できるかをご自身で管理できます。
毎週、3億人以上が、検査結果の理解や診察の準備、医師の説明の理解、より健康的な生活習慣づくりなど、健康に関する質問を ChatGPT に寄せています。しかし、そうした質問に必要な背景情報は、患者ポータル、医療記録、アプリ、ウェアラブルデバイスに分散していることが多く、全体像を把握し、それに基づいて行動することが難しくなっています。
ご自身の許可があれば、ChatGPT はヘルスケアで連携した関連情報を参照し、新しい検査結果を過去の検査結果と比較したり、前回の診察以降の変化を要約したり、睡眠、アクティビティ、ワークアウトが日々の生活習慣とどのように関係しているかを確認したりできます。これにより、同じ情報を何度も集めたり、アップロードしたり、説明したりする手間を減らせます。また、医療従事者から受けるケアに取って代わるのではなく、それを補完しながら、情報をよりよく理解し、より的確な質問をし、自身の健康管理により主体的に取り組めるようになります。
健康に関する会話を支えるモデルの改善を続けています。これにより、ChatGPT は複雑な情報をより慎重に検討し、健康情報をわかりやすく説明し、不足している背景情報を確認し、医療専門家によるケアが必要な場合を認識できるようになります。GPT‑5.5 即時モードにより、フロンティアレベルのヘルスケア能力をすべての無料ユーザーが利用できるようになりました。GPT‑5.6 Sol は、その進歩を踏まえ、より複雑な質問に対してさらに高い性能を発揮します。
ヘルスケアは、プライバシーとセキュリティを多層的に保護する仕組みを備えて設計されています。連携した医療記録、Apple ヘルスケアの情報、およびそれらの情報を利用した会話は、当社の基盤モデルのトレーニングや広告のターゲティングには使用されません。本日より、米国の18歳以上のログイン済み ChatGPT ユーザーを対象に、Web 版および iOS 版の無料版、Go、Plus、Pro の各プランで、ヘルスケアの順次提供を開始します。利用を開始するには、ChatGPT のサイドバーから「ヘルスケア」を開いてください。ヘルスケアは、Codex ではまだご利用いただけません。
「一番役立ったのは、ばらばらだった病歴を、自分でも理解して人に説明できる形にまとめてくれたことです。複数の問題が重なっているのですが、ChatGPT はそれらの情報をつなぎ合わせて明確な時系列に整理し、医学用語を平易な言葉で説明したうえで、理学療法士やトレーナーに共有できる要約も作成してくれました。
そのおかげで、自分の病歴がよくわからず途方に暮れることが減りました。ばらばらに並んだ診断結果、画像検査の結果、手術記録を個別に見るだけでなく、全体像を理解できるようになりました。情報をより活用しやすくしてくれただけでなく、医療従事者やトレーナーに自分の状況や希望をより明確に伝えられるようになりました。」
Blake 氏、テクニカルプログラムマネージャー
今年初め、一部のユーザーを対象に専用のヘルスケア体験導入しましたが、十分に活用するには ChatGPT 内の別のスペースにアクセスする必要がありました。初期テストでは、会話の流れの中で健康に関する質問が自然に生じることが多いとわかりました。たとえば、食事プランを立てたりレシピを探したりする際に、食物アレルギーや食事制限を考慮するよう ChatGPT に求める場合があります。ヘルスケアを利用できるユーザーでは、健康に関する会話の70%以上が、ヘルスケア専用の体験以外で行われていました。別のスペースに移動するという余分な手順が必要でした。
そのフィードバックを受け、現在は、ヘルスケアから会話を始めなくても、ヘルスケアで連携した関連情報を ChatGPT がほかの会話でも参照できるように設定できます。ご自身の許可があれば、ChatGPT は、ご自身が共有した目標や背景情報とあわせて、服薬情報、検査結果、最近の受診歴、睡眠、アクティビティなどの連携情報を考慮できます。こうした背景情報が加わることで、日常の会話がさらに役立つものになります。たとえば、ChatGPT は、レストラン選びを手伝う際に食事制限を考慮したり、家族と楽しめる身体への負担が少ない週末のアクティビティを計画する際に、最近のけがを考慮したりできます。続けて質問したり、背景情報を追加したり、不完全な情報や古くなった情報を修正したりできます。
左サイドバーの「ヘルスケア」は、情報の連携や管理、最新のデータや傾向の確認、提案されたプロンプトの探索、同期済み記録の閲覧、過去の健康に関する会話へのアクセスを行う拠点です。

ChatGPT で健康に関する会話を支えるモデルを改善するため、専用のトレーニングを行っています。無料版のユーザーが利用できる GPT‑5.5 即時モードでは、緊急の医療対応が必要となる可能性の認識、必要な背景情報の確認、不確実性の説明、複雑な情報のわかりやすい説明において、大きな進歩が見られました。当社の最も難易度の高い健康分野の評価では、評価時点の当社のフロンティア Thinking モデルに匹敵する性能を示しました。これらの結果と医師との取り組みについて詳しく見る
GPT‑5.6 Sol は有料ユーザーが利用でき、健康に関する用途では、当社のモデルの中でこれまでで最も高い性能を備えています。これまでの進歩を土台に、複雑な情報を踏まえた推論、明確なコミュニケーション、慎重な判断を必要とするタスクで、さらに高い性能を発揮します。診療記録をわかりやすい言葉で説明したり、検査結果の経時的な変化を理解したり、医師から説明された各選択肢の判断材料を整理したり、次回の診察に向けた質問を準備したりするのに役立ちます。
進歩を測定するため、世界中の数百人の医師と協力し、現実に即した健康分野のシナリオと、優れた回答が満たすべき要件を定めた詳細な評価基準を作成しています。これらの評価では、正確性、安全性、コミュニケーション、文脈の理解、情報の網羅性、必要に応じて医療専門家につなぐ判断などを確認します。すべての GPT‑5.6 モデルが、難度の高い健康関連タスクにおける AI の性能を評価するHealthBench Professional(新しいウィンドウで開く)で、GPT‑5.5 を上回りました。
最後に、リリース前に医師が ChatGPT ヘルスケアを幅広くテストし、連携した健康データを用いて、実環境におけるモデルの性能と安全性を測定・向上させる取り組みに協力しました。これらの結果は大きな進歩を示すものですが、当社では引き続きモデルの改善に取り組んでいます。ChatGPT の回答には誤りが含まれる可能性があり、資格を有する医療専門家によるケアや判断に代わるものではありません。重要な情報を確認し、医療上の判断については医療従事者に相談することを推奨します。
ヘルスケアは、プライバシーとセキュリティを多層的に保護する仕組みを備えて設計されています。ChatGPT でのすべての会話は、保存時および転送時に暗号化されます。また、ヘルスケアで連携した情報には、追加の暗号化保護が適用されます。
ヘルスケアで連携した情報は、当社の基盤モデルのトレーニングや広告のターゲティングには使用されません。ChatGPT のモデル学習設定にかかわらず、連携した医療記録や Apple ヘルスケアの情報、およびそれらの情報を使用した会話は、当社の基盤モデルのトレーニングや広告のターゲティングには使用されません。このデータを使用しない会話には、ChatGPT の通常のモデル学習設定が適用されます。この設定は、[設定]>[データ コントロール]からいつでも変更できます。
ヘルスケアで連携した情報を ChatGPT がいつ使用できるかは、ご自身で管理できます。デフォルトでは、ChatGPT は回答をパーソナライズするために、連携した医療記録や Apple ヘルスケアの情報を使用する前に許可を求めます。各リクエストをその都度承認するか、アクセスを常に許可するかを選択できます。常に許可すると、以後は許可を求めるプロンプトが表示されなくなります。この設定は、[設定]>[プラグイン]>[ヘルスケア]からいつでも変更できます。
ヘルスケアの情報連携は、いつでも解除できます。[ヘルスケア]>[アカウント]から、いつでもアカウントの連携を解除できます。連携を解除すると、その連携元から同期されたデータは、30日以内に OpenAI のシステムから削除されます。ChatGPT の会話履歴にすでに含まれている情報は、該当する会話を削除するまで残ります。
メモリは引き続きご自身で管理できます。今後のチャットをパーソナライズするため、ヘルスケアでの会話からメモリが作成されることがあります。連携した医療記録や Apple ヘルスケアの情報から、メモリが直接作成されることはありません。メモリを作成せずに会話したい場合は、一時チャット(新しいウィンドウで開く)を使用するか、[設定]>[メモリ]でメモリをオフにできます。
機密性の高い情報の共有は、追加の安全対策によって保護されます。ChatGPT が、Apple ヘルスケアのデータに基づくトレーニングプランをランニングパートナーに送信するなど、ヘルスケア情報が開示される可能性のある操作を別の連携済みプラグインで実行する前に、追加の安全対策によって、その共有内容がご自身のリクエストに沿っているかを確認します。取り扱いに注意が必要な操作では、続行前に ChatGPT から確認を求められる場合があります。当社は、ヘルスケアで連携した情報に焦点を当てた専用のレッドチーミングを通じて、これらの安全対策のテストを継続し、その結果を保護機能の強化に活用しています。
何も連携しなくても、ChatGPT で健康に関する質問ができます。ヘルスケアを利用して、ご自身の情報に基づいた回答を得るには、Apple Health、対応している米国の病院システムの医療記録、One Medical、または Function Health との連携を選択できます。
ChatGPT のサイドバーまたは「その他」メニューから「ヘルスケア」を開き、「始める」を選択します。ChatGPT の案内に沿って、健康情報を安全に連携できます。

連携が完了すると、情報の同期が開始されます。同期には数分かかる場合があります。同期中に、別のアカウントを追加で連携することも、後で戻って再開することもできます。

Apple ヘルスケアとデータを共有するウェアラブルデバイス、フィットネスアプリ、栄養管理アプリを使用している場合は、データ共有がオンになっていることを確認してください。Apple ヘルスケアを ChatGPT に連携すると、ご自身が許可した場合、ChatGPT はそのアプリが Apple ヘルスケア経由で提供する情報を使用できます。利用できる情報はアプリや指標によって異なり、一部の独自スコアは連携されない場合があります。
連携後、疾患や服薬情報を確認し、関連性がなくなった情報を削除したり、家族の病歴など、不足している情報を追加したりできます。連携した情報が常に完全または最新であるとは限りません。たとえば、服用をやめた薬が引き続き一覧に残る場合があります。何か変更があった場合は ChatGPT に伝え、重要な情報は元の情報源と照らし合わせて確認してください。

情報が同期されると、ChatGPT のどこからでも質問できるようになります。必要に応じて、ChatGPT はご自身が許可した範囲で、ヘルスケアで連携した情報を使用する場合があります。デフォルトでは、ChatGPT はこの情報を使用する前に許可を求めます。アクセスを一度だけ許可するか、常に許可するかを選択できます。この設定は、[設定]>[プラグイン]>[ヘルスケア]からいつでも変更できます。また、メッセージに @ヘルスケアを追加して、健康に関する背景情報を回答に含めるよう ChatGPT に明示的に求めることもできます。

いつでもヘルスケアに戻って、最近のデータや傾向を確認したり、提案されたプロンプトを探したり、同期済みの記録を閲覧したり、過去の会話を見返したり、連携済みのアカウントを管理したりできます。



