2026年初頭、ChatGPT の利用拡大がさらに進展
第1四半期のデータでは、推定性別・年齢・地域を問わず、個人利用の拡大が見られました。
2026年第1四半期には、ChatGPT の個人利用がより幅広い年齢層へ広がり、一般的に女性名とされる名前のユーザーでも利用が引き続き増加しました。また、より多くの国で利用の定着が進みました。
本分析は、ChatGPT の個人向けプラン(無料版、Go、Plus、Pro)で送信されたメッセージを対象としています。Codex や ChatGPT の法人向け・教育向け製品は含まれていないため、職場や教育現場での実際の利用規模はこれより大きいと考えられます。
一般的に女性名とされる名前のユーザーが占める割合は、昨年おおむね均衡に達した後、今四半期さらに拡大しました。こうしたユーザーは、性別推定が可能なユーザー全体の過半数を占めています(性別推定の方法はこちら)。
すべての年齢層で、ChatGPT の利用拡大に伴いメッセージ数が増加しました。第1四半期時点では、35歳未満のユーザーが依然としてメッセージ数の大半を占めていましたが、35歳超のユーザーによる利用割合も今四半期に拡大しました。
国ごとの利用傾向を比較するため、1人当たりのメッセージ送信数をもとに各国を順位付けしています。今四半期に順位を大きく伸ばした国の多くは、従来の主要市場以外の国々でした。順位上昇が最も大きかった10か国からは、中南米・カリブ地域、アジア太平洋地域、アフリカで利用拡大の傾向が確認されました。なお、これらは総利用量ではなく、相対的な順位変動を示しています。
国 | 2025Q4 順位 | 2026Q1 順位 | 変化 |
|---|---|---|---|
ドミニカ共和国 | 53 | 44 | +9 |
ハイチ | 91 | 82 | +9 |
日本 | 43 | 35 | +8 |
メキシコ | 60 | 54 | +6 |
タンザニア | 102 | 96 | +6 |
ブラジル | 47 | 42 | +5 |
コスタリカ | 38 | 33 | +5 |
ミャンマー | 99 | 94 | +5 |
パプアニューギニア | 109 | 104 | +5 |
オーストリア | 15 | 11 | +4 |
個人向けプランでの業務利用では、文章やビジュアル素材の作成が引き続き中心でしたが、その割合は徐々に低下し、より専門的な用途の利用が増えています。なお、本分析には Codex の利用は含まれていません。Codex の普及によって、技術系業務がコーディングエージェントへ移行している可能性があります。
特に伸びが大きかった業務用途には、コンテンツ作成、ヘルスケア関連の文書作成、情報検索などが含まれていました。こうした傾向は、さまざまな職種や業界で利用が広がっていることを示しています。
2026年第1四半期のデータからは、ChatGPT がより一般的なツールへと定着しつつあることがうかがえます。利用者層や利用国が広がり、継続的に使われる業務用途も増えています。利用の広がりと、日常業務への定着が進んでいることを示しています。
第1四半期も、個人アカウントにおける業務利用と私的利用のバランスは、これまでの傾向に沿って推移しました。ユーザーは、繰り返し活用できる用途に ChatGPT を取り入れているようです。
OpenAI Signals は、AI が現在そして今後、経済にどのような影響を与えるのかを研究者や政策立案者が理解できるよう、必要なデータを継続的に提供する取り組みです。


