当社の体制
OpenAI は2015年に非営利団体として設立されました。その使命は、汎用人工知能が全人類に利益をもたらすようにすることです。この使命は、当社が行うすべてのことを引き続き導いています。
2019年、研究と展開の取り組みを拡大するために営利子会社を設立しました。この営利子会社は、常に非営利団体によって統治・管理されてきました。
2025年10月28日に発表された当社の新たな体制:
- 非営利団体は OpenAI Foundation となりました。
- 営利法人は現在、OpenAI Group PBC と呼ばれる公益法人となっています。従来型の企業とは異なり、掲げる使命を推進するとともに、すべての利害関係者のより幅広い利益を考慮することが求められており、使命の遂行と商業的成功を両立させる仕組みとなっています。
- OpenAI Foundation は引き続き OpenAI Group の支配権を維持します。OpenAI Foundation は現在、OpenAI Group の通常の株式持分を保有しており、すべての株主は OpenAI Group の企業価値の増加分を持株比率に応じて享受します。これにより、インパクトと成長に向けた長期的なインセンティブが一致します。
- OpenAI Foundation と OpenAI Group は同じ使命を担っています。
資本再構成により、OpenAI Group は、使命を推進するために必要な資本を調達し、人材を獲得・維持するための体制を整えるとともに、現在の業界で最も強固な、使命を重視したガバナンス体制を維持できます。今回の資本再構成は、カリフォルニア州およびデラウェア州司法長官事務所との1年近くに及ぶ建設的な話し合いを経て完了しました。
当社取締役会
OpenAI Foundation は、その理事会により統治されています。理事会は、独立理事である Bret Taylor 氏(会長)、Adam D’Angelo 氏、Paul Christiano氏、Sue Desmond-Hellmann 博士、Zico Kolter 博士、Paul M. Nakasone 氏(元米国陸軍大将)、Adebayo Ogunlesi 氏、Nicole Seligman 氏、David Vélez 氏、Robin Vince 氏、および CEO の Sam Altman 氏で構成されています。
OpenAI Foundation が単独で保有する特別な投票権およびガバナンス権に基づき、OpenAI Foundation は OpenAI Group の取締役会の全メンバーを任命し、取締役をいつでも交代させることができます。
安全・セキュリティ委員会(SSC)は引き続き OpenAI Foundation の委員会として存続し、OpenAI Group を含む OpenAI 全体の安全およびセキュリティに関する取り組みを監督するという現在の役割を継続します。安全・セキュリティ委員会の議長であるKolter 博士は、OpenAI Foundation の理事会のみに所属します。
使命、長期的なインセンティブ、そして商業的成功が一体となって前進し、ガバナンスの分断を避けるため、投票権のないオブザーバーを務める Kolter 博士を除き、OpenAI Foundation の現在のすべての理事は OpenAI Group の取締役会にも加わります。資本再構成後1年以内に、OpenAI Foundation の別の理事1名も OpenAI Foundation の理事会のみで職務を務めるようになり、OpenAI Group の取締役会では投票権のないオブザーバーを務める予定です。
株式保有者
資本再構成の完了時点で、OpenAI Foundation は OpenAI Group の26%の株式持分を保有しており、OpenAI Group の現在の評価額に基づくと、その価値は約1,300億ドルです。
この26%の株式持分に加え、OpenAI Foundation は、OpenAI Group が所定の評価額に達した場合に追加の株式を受け取ることができるワラントも保有しています。
OpenAI Group の株価が15年後に10倍を超えて上昇した場合、OpenAI Foundation は相当量の追加株式を受け取ることになります。OpenAI Foundation は、株式持分とワラントにより、OpenAI の成功から長期的に最大の恩恵を受ける立場にあります。
この体制により、OpenAI Foundation のリソースは、OpenAI Group が成長に伴って生み出す長期的な価値に直接結び付けられます。
OpenAI Group のすべての株式保有者は現在、同じ種類の従来型の株式を保有しており、OpenAI Group の成功に伴って、その価値の増加を比例的に享受します。OpenAI Foundation の理事会は独立した財務アドバイザーからの助言を受け、資本再構成の条件は理事会により満場一致で承認されました。
ワラントの仕組み:
ワラントとは、将来、株式を受け取る契約上の権利です。
現時点で既存の保有者の持分を希薄化するものではなく、設定価格で株式を購入する権利です。
この場合、OpenAI Group の株価が設定価格を上回ることが基準となります。
満期時(15年後)に株価がこの設定価格を上回るほど、OpenAI Foundation が受け取る株式も増加します。
また、資本再構成の完了時点で、Microsoft は OpenAI Group の約 27% を保有し、残りの 47% は現従業員、元従業員、および投資家が保有しています。