Radisson Hotel Group による ChatGPT での新たなホテル探し
Radisson と Accenture の提携で実現した、OpenAI の技術による ChatGPT プラグイン。旅行計画中のホテル探しから比較、予約までを支援

予約コンバージョン率
約 1.5 倍
自然検索経由と比較したプラグインの初期コンバージョン率(2026 年 7~8 月)
スポンサー広告
54%
記録された決済・予約イベントのうち、広告閲覧に起因すると判定された割合
開発スピード
6
ChatGPT プラグインの開発・公開に要した週数
宿泊先を決める際に AI を利用する旅行者が増えています。ホテルのウェブサイトを訪れる前に、候補を絞り込んだり、旅程全体を組み立てたりすることも珍しくありません。Radisson Hotel Group は Accenture Song とのパートナーシップを通じて OpenAI の技術を活用し、旅行計画のより早い段階で宿泊客との接点を築いています。Radisson Hotels の ChatGPT プラグイン(新しいウィンドウで開く)は、対話型の体験を通じて、旅行者によるホテルの比較や旅の選択肢の検討を支援します。初期実績では、予約コンバージョン率が Radisson の自然検索経由の約 1.5 倍となっています。また Radisson は、ホスピタリティ業界で先駆けてChatGPT でのスポンサー広告(新しいウィンドウで開く)を展開しています。ホテルを見つけてもらうための統合戦略の一環として、自社ブランドのプラグインと有料広告を組み合わせています。
“AI はホテルの探し方や予約の仕方を根本から変えつつあります。私たちは、この変化の最前線に立ち続けることを目指しています。Accenture および OpenAI とともに、次世代の旅行者に向けてホテル探しのあり方を見直しています。旅行を計画する段階から宿泊客とつながり、Radisson Hotels の施設をより簡単に見つけ、比較し、予約できる、私たちのブランドならではの体験を提供しています。”
“旅のアイデアを思い描くところから、安心して予約できるホテルを見つけるまで、宿泊客に自然な流れで進んでいただきたいと考えています。Accenture Song および OpenAI と協力し、ホテルを見つけてもらうための一貫した戦略のもと、ChatGPT で自社ブランドのアプリとスポンサー広告を組み合わせています。私たちが重視するのは、こうした会話を自社の直接予約体験につなげることです。宿泊客がよりスムーズに予約まで進めるようにするとともに、旅行計画の変化に合わせて発展させられるチャネルを築いています。”
Radisson Hotel Group は、欧州・中東・アフリカとアジア太平洋地域で個性豊かな 10 のホテルブランドを展開しています。運営中および開発中のホテルは 1,640 軒を超えます。Accenture は過去 7 年にわたり、デジタルメディア戦略の立案・実行と、中核となるデジタル機能の変革ロードマップを組み合わせ、Radisson のデジタル直販チャネルを通じた予約拡大を支援してきました。デジタル直販チャネルの強化は、Radisson の効率的な集客と、リピート宿泊につながる顧客関係の構築に役立っています。ホテルオーナーにとっては、業績の向上に加え、Radisson Hotel Group とのパートナーシップから得られる長期的な価値の拡大につながります。
この取り組みを通じて、Accenture は AI が旅行業界にもたらす変革を最前線で目の当たりにしてきました。「ホテルのウェブサイトにたどり着く前に、旅行のヒントを得て、さまざまな選択肢を比較し、ほぼ意思決定まで済ませられる新たな場が、瞬く間に登場しました」と、Accenture Song でデータ・AI 部門を率いる Borja Lizarraga Rodríguez 氏は説明します。「この新しい体験の中でも Radisson を見つけてもらえるようにすることが、私たちにとって不可欠でした」
OpenAI パートナーネットワークのエリートパートナーである Accenture は、OpenAI と協力し、広告に頼らず ChatGPT での認知を高める戦略を検討しました。こうした対話から、Accenture は ChatGPT プラグイン(新しいウィンドウで開く)というアイデアにたどり着きました。「Radisson ならではの価値を ChatGPT に取り込み、誰もが使いやすい形にしたいと考えました。地図、ホテルの詳細、料金などを、できる限りシンプルに組み込むことを目指したのです」と Lizarraga 氏は語ります。
チームは AI エージェントを活用した開発により、わずか 6 週間で Radisson Hotels プラグイン(新しいウィンドウで開く)を構築し、公開しました。ユーザーは ChatGPT 内で、候補となる Radisson のホテルを地図上で確認し、料金を比較し、設備の詳細を見ることができます。その後、Radisson のサイトに移動して予約を完了できます。



ChatGPT の Radisson Hotels プラグインの初期実績では、2026 年 7~8 月の訪問から予約へのコンバージョン率が、Radisson の自然検索経由の約 1.5 倍に達しました。このプラグインは、旅行者が会話を通じてホテルを探し、Radisson の自社予約チャネルへ直接進める導線を提供しています。
最近の ChatGPT のアップデートにより、ユーザーは質問の前に @RadissonHotels と入力する必要がなくなりました。プラグインがインストールされていれば、関連する場面で ChatGPT が自動的に表示します。「マドリードへの旅行を計画していて、候補にしたい新しい Radisson のホテルがあれば、ChatGPT が自動で提示してくれるようになりました」と、Accenture でエージェンティックコマースを率いる Brittny Cantor 氏は語ります。「ホテルを見つけてもらいやすくなるこの変化に、大きな期待を寄せています」
このプラグインにより、Radisson は ChatGPT で広告に頼らず旅行者とつながる新たな手段を得ました。また Radisson は、ホテルを見つけてもらうための統合戦略の一環として、ホスピタリティ業界で先駆けて ChatGPT でのスポンサー広告キャンペーンを開始しています。7 月の開始以来、キャンペーンの対象は欧州各地、さらに欧州以外の市場にも広がっています。キャンペーンで記録された決済・予約イベントの半数以上は、ビュースルー計測によって広告閲覧に起因すると判定されました。これにより Radisson は、直接の広告クリックだけでなく、広告の閲覧がホテルの発見につながる効果も評価できるようになりました。
Accenture は、単一のアプリケーションにとどまらず活用できるよう、基盤となるインフラを設計しました。Accenture が Radisson プラグイン向けに開発した MCP サーバーと API は、広告体験も支えており、今後登場する新機能でも役割を果たす予定です。
Radisson は、AI によって旅行に関するユーザーの意思決定が大きく変わり、今後も進化し続けることを認識しています。同社は競合に先駆けてこうした変化を生かし、単なるホテルチェーンではなく、旅の体験全体を支えるアドバイザーになることを目指しています。今後は、プラグインの利用促進と、ChatGPT 内での機能拡充などを優先的に進める方針です。
「Radisson の際立った強みは、宿泊客とホテルオーナーを常に第一に考えながら、迅速に行動できることです。私たちは協力して、確かな価値を生み出せる領域に新技術を活用しています。旅行者に合ったホテル探しの支援、宿泊客との直接的な関係の強化、そして収益性の高い成長の後押しです」と Borja Lizarraga 氏は語ります。
「素晴らしい滞在は、いつの時代も良いアドバイスから始まります。今では、そのアドバイスが会話を通じて得られる機会が増えています。私たちは、その場にいち早く加わるために行動しました。初期の成果は有望で、当社の ChatGPT プラグインのコンバージョン率は自然検索経由の約 1.5 倍となっています。これはまだ始まりにすぎません。旅の出発点がどこであっても、Radisson が宿泊客に信頼されるアドバイザーとなり、ホテルとオーナーに長期的な価値をもたらす直販チャネルでありたいと考えています」と、Radisson Hotel Group のグローバル E コマース担当バイスプレジデント、Velit Dundar 氏は語ります。


