Podium が1万社以上の中小企業に AI エージェントを展開する方法
Podium は、見込み顧客の獲得から成約までを担う AI エージェントを GPT‑5.1 で構築し、中小企業の成長を加速させています。

成果
300%
AI 関連売上の前年比成長率
成果
Podium の AI エージェントは、1分以内の応答と24時間365日の対応により、数十億ドル規模の売上に貢献しています。
結果
30%
平均売上の増加率
結果
45%
成約率の向上
Podium(新しいウィンドウで開く) は、HVAC 事業者や自動車ディーラー、メディカルスパなどの地域密着型ビジネス向けに、需要の獲得と成約率の向上、そして顧客体験の改善を通じて売上拡大を支援する AI ソフトウェアを提供しています。
中小企業の現場に11年間寄り添ってきた Podium は、AI を活用することで、取りこぼしていた電話や返信の遅れを、予約や売上、顧客満足度の向上へと変え、それによって地域ビジネスのマーケティング、販売、成長のあり方も変えられると見込みました。
2020年に OpenAI と取り組んだ初期の実験では、スパムフィルタリングや見込み顧客情報の拡充といった単機能のソリューションに焦点を当てていました。モデルの進化に伴い、これらの機能は「Jerry」と呼ばれる AI エージェントへと発展しました。自然な会話を行い、業務ルールに従いながら、予約の設定や確認、複数の連絡手段でのフォローアップを通じて実際の成果につなげます。
事業者は Jerry を単なるツールではなく、チームの一員として受け入れました。その結果、多くの企業が自社の AI エージェントに名前を付けるようになりました。中には、Jerry が人間だと思い込み、来店して「Jerry と話したい」と言う顧客もいます。
Podium は2024年3月に最初のエージェント「Jerry」を公開して以来、地域ビジネス向けに数万のエージェントを展開し、AI 関連売上は前年比300%の成長を記録しています。Podium の AI エージェントは、1分以内の応答と24時間365日の対応により、数十億ドル規模の売上に貢献しています。これにより、人員を増やすことなくビジネスの成長が可能になります。
「AI は大手テック企業のためのものだと思われがちです。しかし実際には、地域の企業こそ最も必要としており、最も大きな効果を実感しています。」
ニーズが最も高まる瞬間を捉える
地域のビジネスにとって、すべての見込み顧客が重要です。しかも、その多くは対応できる人がいない時間帯に発生します。問い合わせの約40%は営業時間外に発生します。Podium の分析では、成約につながっていたケースでは返信まで約2分だった一方、人による返信は一般的に2時間以上かかっていました。
不在着信は、そのまま売上の取りこぼしにつながります。ある HVAC 事業者は、土曜日に1件の見込み顧客を逃すだけで数万ドルの損失になり得ると話しています。また、あるメディカルスパのオーナーは、高額な予約を逃さないようシャワー中も電話を手放さなかったといいます。
しかし、スピードだけを追求した AI エージェントでは不十分です。企業ごとに提供サービスや話し方、運用ルールは異なり、その多くは長年かけて築かれるものです。そこで Podium は、自然な言葉で指示でき、その場で調整できる AI エージェントを開発しました。改善を続けるため、チームは重要な指標を測定する評価基盤を構築しました。重視したのは、正確さだけでなく成約につながるかどうかです。
GPT‑5.1 による大規模運用の自動化
Podium の次世代 AI エージェント「Jerry」は GPT‑5.1 を活用し、見込み顧客の獲得、予約対応、問い合わせ対応、営業、フォローアップまでを迅速に処理します。複数の連絡手段でも、ニュアンスやトーン、文脈を保ったまま対応できます。
事業者は自然な言葉で設定を変更でき、システムは変更をリアルタイムで反映します。たとえばメディカルスパの事業者は、エンジニアリングの専門知識がなくても、「fillers ではなく injectable という表現にして」と指定するだけで、Podium の次世代エージェントがその変更をすべての連絡手段にリアルタイムで反映します。
Podium チームは、応答精度とスケールを両立するため、Jerry 2.0 の開発にあたり3つの重要な判断を行いました。
業界別の初期設定 + 個社ごとの調整:Podium は、自動車、住宅関連サービス、美容、小売向けに最適化されたエージェントを提供しており、導入直後から高い性能を発揮します。さらに各企業は、自社のトーンや対応方針、業務フローに合わせて AI を調整し、自社業務の一部として活用できます。
成果を重視した設計:Jerry は、サービス対応と営業で実績のあるプレイブックを活用し、見込み顧客の見極めや懸念への対応を行い、成約までつなげます。必要に応じて人に引き継ぐこともできます。
本番レベルの評価:すべてのリリースは、実運用に近い数千のシナリオで検証されます。比較評価では、GPT‑5.1 は競合を上回る65.4%で優位性を示し、会話あたりのコストを41%抑え、応答速度も競合より39%高速でした。
「中小企業の経営者は、社内にエンジニアを抱えていません。例えば HVAC 事業者が「1,000ドルを超える修理にはメンテナンスプランを提案して」と指示すれば、Jerry がそのまま成約までつなげてくれます。また自動車整備の担当者が「お客様に断られたブレーキ整備についてフォローして」と指示すると、Jerry が400ドルの整備サービスの予約につなげます。これはソフトウェアの設定ではなく、従業員をマネジメントする感覚です。」
AI によって年間数十億ドル規模の売上に貢献
Podium の AI エージェントは1万社以上で稼働し、数十億ドル規模の売上に貢献するなど、明確な成果を生み出しています。
米国中西部の大手自動車販売グループでは、営業時間外の予約が80%増加し、これまで競合に流れていた販売やサービスの機会を取り戻しました。HVAC 分野では、テキサス州の事業者が営業時間外の即時対応により、1か月で緊急修理を15件追加で受注しました。
ユタ州のあるメディカルスパのオーナーはこう話します。「Jerry は約2分で返信し、お客様から返答がない場合は翌日、さらにその後もフォローしてくれます。事業の売上拡大にしっかり貢献しています。」
現在、AI エージェントは Podium で最も急成長している製品ラインです。社内でも AI 活用によって業務スピードが向上しています。非エンジニアのスタッフでも、ChatGPT Enterprise や OpenAI API を使って、オンボーディングフローや会話プレイブック、ロールプレイ用シナリオを、数週間ではなく数時間で作成できるようになりました。
Podium が OpenAI を選び続けている理由はシンプルです。高い性能を発揮するからです。GPT‑5.1 は、推論力、指示理解、速度、コストのバランスに優れています。ファインチューニングは最小限で済み、Function Calling やストリーミングなどの機能も Podium のマルチエージェント構成にスムーズに組み込めます。
Podium は今後、AI エージェントを顧客の業務全体に広げ、地域ビジネスの成長をさらに後押ししていきます。


