2026年6月25日更新:ChatGPT の家計・資産管理機能は現在、米国の Plus および Pro ユーザーが Web、iOS、Android で利用できます。
本日、米国の Pro ユーザー向けに、ChatGPT の新しい家計・資産管理機能のプレビュー版を公開します。金融機関の口座を安全に連携し、お金の使い道をダッシュボードで確認できます。さらに、ChatGPT に質問し、自分の家計や資産の状況を踏まえて答えてもらうこともできます。利用中も、自分のデータは自分で管理できます。まずは限られたユーザーにプレビュー版を提供します。実際の利用から学び、使い勝手を改善しながら、利用できるユーザーを慎重に増やしていきます。
どこに住むか、どんな選択をするか、大切な人をどう支えるか、どんな未来を思い描くか。お金は、人生のほぼあらゆる面に関わっています。しかし、今の家計・資産管理では、現状を把握するだけでも、口座やアプリ、カード、ローン、スプレッドシートに散らばった情報を集めて整理しなければならないことがよくあります。それでも、全体像を把握したり次に何をすべきか判断したりするのは難しいことがあります。
すでに多くの人が ChatGPT を活用しています:毎月2億人を超える人が、予算管理や投資の相談、選択肢の比較、将来の目標に向けた計画づくりなどに ChatGPT を利用(新しいウィンドウで開く)しています。家計・資産管理では、一人ひとりの状況に応じた判断が必要な、複雑な疑問が生じることも少なくありません。GPT‑5.5 の進歩により、こうした疑問に対応する ChatGPT の推論能力がさらに向上しました。
口座を連携すると、ChatGPT はその推論能力を活かし、実際の家計や資産の状況に加えて、伝えられた目標やライフスタイル、優先事項も踏まえて相談に応じます。お金の動きの傾向を見つけたり、選択肢ごとのメリットとデメリットを理解したり、大きな決断に向けて計画を立てたりする際に、一人ひとりの状況に合った幅広いサポートを受けられます。たとえば、次のような質問ができます。
ChatGPT は、必要な情報を把握し、より自信を持って家計・資産管理に取り組めるようサポートします。ただし、専門家による家計・資産管理に関するアドバイスに代わるものではありません。
本日より、米国の Pro ユーザー向けに、Web と iOS の ChatGPT で口座連携機能の提供を順次開始します。対応する金融機関は12,000を超えます。まずは実際の利用体験から学び、改善を重ねたうえで、Plus ユーザーにも提供する予定です。最終的には、すべての人が利用できることを目指しています。
口座情報を連携する
利用を始めるには、ChatGPT のサイドバーから「ファイナンス」を開き、「始める」を選んでください。または、ChatGPT のどこからでも「@Finances、口座を連携して」と入力して会話を始められます。
その後、ChatGPT が Plaid を通じて口座を安全に連携する手順を案内します。Intuit にも近日中に対応する予定です。認証が完了すると、ChatGPT がデータの同期と分類を開始します。これには数分かかる場合があります。

口座の同期が完了すると、投資の運用成績や支出、サブスクリプション、今後の支払い予定などの最新状況を、ダッシュボードでまとめて確認できます。
連携した口座の情報に加えて、住宅ローンや貯蓄の目標、予定している大きな買い物など、お金に関する大切な事情や計画を伝えることもできます。たとえば、ChatGPT に「来年の初めに車を買うために貯金しています」や「親から借りたお金の返済が、あと [金額] 残っています」と伝えることができます。ChatGPT は、こうした情報をファイナンスのメモリに保存し、今後の会話に活用できます。
こうした背景情報を幅広く伝えることで、この機能をさらに役立てられます。ChatGPT は質問を一つひとつ切り離して考えるのではなく、口座情報や目標、これまでに伝えられた内容を関連づけて考え、一人ひとりの状況を幅広く踏まえたアドバイスを提供できます。
Finances に口座を連携しない場合
Finances に口座を連携した場合
ChatGPT が目指すのは、質問に答えるだけでなく、ユーザーが家計や資産の状況を改善するための行動まで支援することです。その実現に向けて、Intuit などの信頼できるパートナーと連携しています。たとえば、クレジットカードの提案を受け、審査に通る見込みを確認して、そのまま申し込むといった使い方が考えられます。また、株式を売却すると税金にどう影響するかを質問し、信頼できる税額の試算を得たうえで、地元の税務専門家と直接相談する予約を取ることも想定しています。Intuit との連携により、こうした一連の手続きをすべて ChatGPT 内で完結させることを目指しています。
お金に関するデータは、慎重に扱う必要がある情報です。この機能は、プライバシーを尊重し、ご自身で情報を管理できるように設計されています。
口座を連携すると、ChatGPT は残高、取引、投資、借入などの負債に関する情報にアクセスし、家計や資産の状況をわかりやすく示したり、質問に答えたりするために活用できます。口座番号の全桁を確認したり、口座に変更を加えたりすることはできません。
連携した口座情報を使った会話にも、ChatGPT 全体で選択したモデル学習の設定が適用されます。この設定は、[設定] > [データコントロール](新しいウィンドウで開く)からいつでも変更できます。
ご自身の情報は、常にご自身で管理できます:
口座の連携解除:口座の連携は、[設定] > [アプリ] > [ファイナンス]またはファイナンスのページからいつでも解除できます。連携を解除すると、同期済みの口座データは OpenAI のシステムから30日以内に削除されます。口座の連携を解除しても、ChatGPT の会話履歴にあるお金に関する情報はそのまま残ります。会話はいつでも個別に削除できます。
ファイナンスのメモリの削除:ChatGPT は、目標や支払い義務、お金に関する事情など、伝えられた大切な情報を記憶できます。これにより、ChatGPT のどこでお金に関する相談をしても、その情報を踏まえ、一人ひとりの状況に合ったやり取りができます。これらの情報は、お金に関する会話に役立てるための専用のメモリとして保存されます。これが「ファイナンスのメモリ」です。これらはファイナンスのページからいつでも確認または削除できます。
一時チャット:一時チャットを使っている間、ChatGPT は連携した口座にアクセスしません。一時チャットは履歴に表示されません。
ChatGPT アカウントの安全性をさらに高めるため、多要素認証(MFA)を有効にする(新しいウィンドウで開く)ことができます。これにより、不正アクセスを防ぐための保護がさらに強化されます。
連携した口座情報を使う会話では、標準で ChatGPT の最新のリーズニングモデルである GPT‑5.5 Thinking が使われます。
お金に関する質問は、一人ひとりの事情に深く関わる複雑なもので、背景や状況に大きく左右されます。役立つ回答をするには、その人の収入、支出、残高、借入、目標、タイミングを踏まえる必要があります。また、不確かな点や回答の前提を明らかにし、回答に必要な情報が足りない場合は、そのことも明確に伝える必要があります。
こうした場面で ChatGPT がどれほど役立つかを詳しく調べるため、社内ベンチマークを作成しました。専門家とともに定めた基準に基づき、回答の品質を総合的に評価するためのものです。大手金融機関などに所属する50人を超える金融の専門家と協力し、この機能を評価しました。家計・資産管理に関する難しい課題に ChatGPT がどれだけ対応できるかを採点しています。
GPT‑5.5 Thinking は、家計・資産管理に関する複雑な課題で、従来のモデルを上回る性能を示しています。ChatGPT Pro で利用できる GPT‑5.5 Pro は、この評価で総合的に最も高い性能を示しています。
* 難易度の高い家計管理タスク全体における家計管理ベンチマークスコアこれは、専門家による回答品質評価と回答精度を加重合成した指標で、数値が高いほど優れています。Finances のデフォルトモデルである GPT‑5.5 Thinking は、このベンチマーク全体で 100 点中 79 点を記録しました。GPT‑5.5 Pro は 100 点中 82.5 点でした。
このベンチマークにより、ChatGPT の性能がどれだけ向上したかを、より明確に測定できます。今後も、家計・資産管理に関する複雑な課題への対応力を高めていきます。




