JetBrains
JetBrains、同社史上最も急成長した製品を構築するためOpenAIのAPIを活用。

JetBrains(新しいウィンドウで開く)は、世界中のエンジニア1,500万人以上が使用しているインテリジェントなソフトウェア開発ツールを制作しています。同社の製品スイートには、PyCharm、IntelliJ IDEA、プログラミング言語「Kotlin(コトリン)」など人気の統合開発環境(IDE)が含まれます。
開発者のワークフローから単調な作業を排除するというミッションに後押しされ、JetBrainsはOpenAIのAPIを自社製品「AI Assistant」に組み込みました。反応は驚くべきものでした――開発者のなんと77%が、生産性が向上したと回答しており、55%がよりやりがいのある仕事に集中するための時間が増えたと回答しています。

JetBrainsのIDEには従来、コード補完やコード検査など開発者の生産性を向上する機能が含まれていました。これらの機能は、さまざまな環境でコードを書く作業やコードのテスト、プロジェクトの構築など、ソフトウェア開発のライフサイクルを通して開発者を支援します。
これらのツールは、スマートで状況を考慮するヒューリスティックモデルに基づいていました。JetBrainsはすでにインテリジェントな提案を提供するツールを構築していたため、自動補完型のコード補完や状況に基づくコードの提案などの機能が開発者の仕事の仕方を変えている生成AIのここ最近の進歩を考慮すると特に、JetBrainsがAIを追求することは自然な流れでした。
大きく前へ躍進する機会を認識していた同社は、OpenAIのAPIをJetBrainsのIDE製品に統合する新製品「AI Assistant」を開発しました。
JetBrainsは、同社のIDEにLLMを組み込めばLLMは大いに顧客に役立つ可能性があると考えていましたが、選択したプロバイダーに決める前に他の選択肢を探りたいと思っていました。
JetBrainsは、LLMの大手プロバイダーをすべて検討しましたが、最終的に同社が利用する初のプロバイダーとしてOpenAIを選択しました。その理由は次の通りです。
- 高度な推論機能:JetBrainsは、OpenAIのAPIに最もインテリジェントな機能が含まれているという結論に至りました。特に高度な推論機能は突出していると判断しました。
- 技術面でのカスタマーサポート: JetBrains AI事業部門の責任者Vladislav Tankov氏は、OpenAIの技術部門が提供するテクニカルサポートは非常に優れていると指摘しています。統合プロセス中に課題に直面したJetBrainsにとって、OpenAIからのガイダンスはなくてはならないものでした。Vladislav氏は次のように振り返ります。「当社の制作物や制作方法を真剣に気にかけてくださる開発者の方に協力いただくことができました」
- 技術面での圧倒的なパフォーマンス:JetBrainsが行ったLLMプロバイダーの比較分析の結果、レイテンシー、精度、スループットなど技術的な項目に関して、OpenAIのAPIは突出していました。
「当社の制作物や制作方法を真剣に気にかけてくださる開発者の方に協力いただくことができました」
OpenAI のAPIをLLMプロバイダーに選んだJetBrainsは、同社の製品であるAI Assistantで幅広い機能を提供できるようになりました。
- 開発者は、テストを書く作業や変数に名前を付ける作業などクリエイティビティを必要としないありふれた作業をAI Assistantに任せることができます。
- 開発者は、自然言語でプロンプトを書き、ビジネスロジックを書くとコードの提案が得られます。
- AI Assistantは、文書を生成し、コミットメッセージを書くことができます。
- AI Assistantは、コードを説明し、コードスニペットをリファクタリングできます。
- AI Assistantは、エラーの意味を明確化し、問題に対処するための修正を提案できます。

JetBrainsのAI Assistantは、同社の24年の歴史の中で最も急成長している製品で、驚異的な顧客満足度を誇ります。この製品を使用する開発者が評価している点は次の通りです。
- 前例のない生産性の向上:ある開発者は次のように話します。「30年開発者として仕事をしていますが、JetBrainsのAI Assistantほど生産性を大幅に向上するソリューションは思い付きません」
- 情報検索の時間が短い:アンケートに回答した開発者の78%が、情報の検索に費やす時間が少なくなり、よりやりがいのある仕事に使える時間が増えたと回答しています。
- 切り替えコストを削減:あるエンジニアは「オープンブラウザを必要とする他のアシスタントとは異なり、JetBrainsのAI AssistantはIDE内で動作します」と指摘しています。これは、開発者のワークフローを効率化するだけでなく、作業を完了しやすくします。
- 効率の向上:回答した開発者の77%が時間を有効に使えるようになったと感じており、71%が作業をより短時間で終えられるようになったと実感してると回答しています。
- ブレインストーミングツール:あるエンジニアは、JetBrainsのAI Assistantが八方塞がりの状況から抜け出すために役立つツールになっている理由について次のように話します。 「とても気に入っています。LLMにサポートを頼むことができるため、インポスター症候群に役立ちます」
JetBrainsは、ソフトウェア開発をさらに加速するため、いくつかの新機能に取り組んでいます。
- プロジェクト構造の生成:チームは、テキストのプロンプトからカスタマイズしたプロジェクトディレクトリを生成するプロトタイプを構築しています。最初の結果は非常に期待が持てるものとなっています。
- 端末でのワークフローの自動化:チームは、必要不可欠であるもののありふれた一般的な各種端末作業を自動化する大きなポテンシャルを見出しています。
- JetBrainsのコードインサイト(新しいウィンドウで開く)との緊密な統合:「当社のIDEは、ユーザーのプロジェクトのコードベースについて理解しているため、まったく新しい機能のためにこのコンテキストと機能をLLMプロバイダーに提供する予定です」とJetBrains AI事業部門の責任者Vladislav Tankov氏はコメントしています。



