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Codex で要件分析の時間を短縮
欧州、南北アメリカ、アジアにエンジニアを擁するグローバルなソフトウェア開発企業 Endava は、Codex を早期に導入した企業です。銀行、保険、小売、メディア企業向けに高品質なソフトウェアを提供する同社にとって、その改善効果は非常に大きなものでした。
「以前はコードの多くを自分たちで書いていましたが、今では Codex が生成する成果物を監督するする立場になっています」と、Endava の欧州地域 CTO である Joe Dunleavy 氏は語ります。「アウトプットの品質は飛躍的に向上しました。」
Endava は現在、自らをエージェント型組織と呼んでいます。これは、熟練者の専門知識をエージェントに組み込み、依頼の受付から構想立案、最終的な納品まで、顧客対応の業務全体でチームと並走させる企業を指します。
「Codex のおかげで、ごく少人数のチームでも、非常に短い期間で大きな価値を生み出せるようになりました。」
Codex は、シニアエンジニアとジュニアエンジニアの協働のあり方を変えます、と Endava の Agentic Architecture 担当グローバル SVP である Mike Krolnik 氏は語ります。「シニアアーキテクトは、複雑な環境で培った知見をもとに、実現したいことを明確に表現できます。Codex はそれを、チームのジュニアメンバーにも理解しやすい情報にしてくれます。ジュニア側も、このツールを取り入れることで、シニアレベルの成熟した成果物を作れるようになります。」
実際には、通常ならシニアエンジニアに任される仕事を、ジュニア開発者に任せられるということです。Codex は、ベストプラクティスやアーキテクチャ上の判断を導く役割を果たします。「ジュニアは自分の視点を伝えることができます。作業中は、その視点を Codex が成果物に反映するのを助けます。理解できないことについて質問することもできます。開発中の学習ツールとして、私は自分の経験をコード化し、Codex をチームと協働させています。それによって、ソフトウェアアーキテクチャや開発におけるより良い実践方法をチームに伝えられるようになります。」
この知識の継承こそが、エージェント型組織の中核的な価値と利点になります。通常なら、長年のペア作業、コードレビュー、メンタリングを通じて伝えられるシニアの判断が、チームとリアルタイムで並走できるようになります。これは、組織のジュニア開発者へのメンタリングのあり方を変えます。Codex に組み込まれた一人のシニアの視点が、経験の少ない複数のチームを並行して導けるようになります。
「Codex はツールとして成熟しました。要件分析、設計、仕様策定、開発、運用に活用しており、業務全体を通じて使える汎用的なデスクトップエージェントです。」
熟練者の判断をいつでも活用できれば、ソフトウェア提供のあらゆる工程を改善できます。Endava はもはや、分析、設計、構築を、専門家の間で順に引き継ぐ段階的な工程とは捉えていません。「以前は、これらの各工程に数日から数週間の分析が必要でした」と Krolnik 氏は語ります。「今では Codex によって、分析、設計、構築をまとめて扱えるため、単一の統合ツールとして進められます。」
最近の部門横断プロジェクトでは、Codex を活用したこのような進め方が、実務でどのように役立つかが示されました。Endava の法務チームは、エンジニアリング部門に複雑な課題を持ち込みました。内容は、何千ページもの契約書を特定の基準に照らしてレビューするというものです。通常なら、弁護士が必要な内容をエンジニアリングチームに伝え、チームが構築する内容を判断するまでに、数週間にわたるやり取りが必要になります。今回は、Krolnik 氏のチームが法務関係者と2時間の詳細なミーティングを実施し、その文字起こしを Codex に入力しました。Codex はそれをもとに、実用的な要件仕様書を生成しました。通常なら1〜2週間の修正が必要だった作業が、1時間のミーティング2回に圧縮され、使用可能な仕様書が完成しました。
こうした時間短縮の効果は、顧客向け業務にも表れています。Endava のチームは現在、顧客との打ち合わせ中に設計書、図、仕様書をライブで作成し、アイデアを具体化しています。「提案するソフトウェアアーキテクチャの図を描くよう指示すれば、顧客にも理解しやすくなります」と Krolnik 氏は語ります。「やり取りが一気に加速し、本当に多くの可能性が開けます。」
- 熟練人材の知見をコード化する。最も大きな効果が得られるのは、シニアアーキテクトの判断を Codex に取り込み、ジュニアメンバーが実行時にシニアの指針を得られるようにすることです。
- Codex をコーディング支援ではなく、デスクトップエージェントとして捉える。Endava で最大の成果が得られたのは、Codex をコードだけでなく、要件定義、設計、顧客コミュニケーション、運用にも活用したときでした。
- 考えるだけでなく、まず実際に試す。「最初のアドバイスは、何をしたいかを考える段階から一歩進んで、実際に使ってみることです」と Dunleavy 氏は言います。これから始めるチームに Endava が勧めているのは、まずコーディング以外のワークフローを選ぶことです。たとえば、要件分析、設計ドキュメント作成、顧客コミュニケーションなどです。Codex の価値を最も早く実感する方法は、チームがこれまでコーディングツールを使ったことのない領域で使ってみることです。
「Codex は私のあらゆるスキルを増幅してくれます。そして、使い方を学んだ人は誰でも、自分の持つスキルをさらに大きく伸ばせるようになります。」


