ウェイティングリストなしで利用できるようになった DALL·E
新規利用者の方でもすぐにご利用いただけます。安全システムの展開と改善を通じて学んだ教訓によって、より幅広くサービスを提供できるようになりました。

イラストレーション: Justin Jay Wang × DALL·E
本日から DALL·E のベータ版でウェイティングリストが撤廃されたので、サインアップ(新しいウィンドウで開く)すればすぐに利用できるようになります。現在、アーティストやクリエイティブディレクターから著者や建築家まで150万人を超える利用者の皆様が DALL·E を使って1日に200万枚の画像を精力的に作成し、10万人以上の方々が Discord のコミュニティで作品やフィードバックを供給しています。
DALL·E ぐらい強力かつ複雑なシステムを責任を持って拡張しながら、その活用と悪用に関するあらゆるクリエイティブな方法について学ぶには、反復型の展開アプローチが必要でした。
4月に初めて DALL·E の研究をユーザーに公開した際は、皆様のおかげで DALL·E を強力なクリエイティブツールとして使用するための新たな方法を発見できました。とりわけ、アーティストの皆様からは DALL·E の機能について重要なご意見をいただくことができました。

「サイバーパンクキャット、90年代日本アニメスタイル」:OpenAI 作

「野の花、草原、秋のリズム、水彩画」:OpenAI 作

「宇宙の果てで走っている、惑星に向かって、平穏、深淵に手を伸ばす、デジタルアート」:OpenAI 作
いただいたフィードバックは Outpainting のような機能を構築する上でのインスピレーションとなりました。この機能では、元々の画像の枠外の部分を描写することによってあらゆるサイズに拡大できるので、まったく新しい方法で作品を作ったり、作品制作のプロセスを高速化したりすることができます。
現実世界での活用方法を学ぶことによって、安全システムを改善し、より幅広くサービスを提供できるようになりました。この数ヶ月の間に当社のコンテンツポリシー(新しいウィンドウで開く)に違反する性的コンテンツや、暴力的コンテンツ、および他のコンテンツを生成しようとする試みを排除することを目的としたより堅牢なフィルターが整備され、悪用を防止するための検知・対応テクニックが構築されました。
現在、複数のお客様と DALL·E API のテストを行っておりますが、まもなく開発者や企業の皆様にもより幅広く提供できる予定でおりますので、この強力なシステムを使ってアプリを作成していただけます。
世界中のユーザーが DALL·E を使ってどのような作品を作るのかを非常に楽しみにしております。 今すぐサインアップ(新しいウィンドウで開く)して作品を作ってみましょう。
直近数ヶ月における経緯:
2022年9月
DALL·E のベータ版がウェイティングリストなしで利用可能になり、1日あたり150万人の利用者が200万枚の画像を作成
2022年7月
Outpainting が編集ツールに追加
2022年6月
DALL·E のベータ版が有料で利用可能になり、100万人が利用を開始
2022年4月
研究プレビューに1週間あたり1,000人が参加
2022年3月
200人のアーティストと、研究者、および信頼されている利用者に DALL·E 2 関連文書(新しいウィンドウで開く)が公開され、研究プレビューが利用可能に
2021年11月
GLIDE 関連文書(新しいウィンドウで開く)の初バージョンが公開
2021年4月
2020年12月
OpenAI が初の DALL·E とオープンソースの CLIP を発表