Cooley が ChatGPT で IPO 業務を加速する方法
Cooley の GO Public は ChatGPT Work を活用し、課題の早期発見と専門知識への注力を促し、クライアントの迅速な株式公開を支援します。

Cooley は、企業による資本市場への対応や新規株式公開(IPO)を支援することで高い評価を得ている国際法律事務所です。2025 年には、世界で総額 515 億ドルを超える 180 件の案件に助言しました。Cooley は過去 10 年にわたり、米国の発行体側 IPO 市場でトップクラスの実績を重ねてきました。また、過去 20 年以上にわたり、ベンチャーキャピタルの出資を受けた企業の IPO に関して他のどの法律事務所よりも多く助言しています。
資本市場では、膨大な情報を整理・統合し、分析する必要があります。Cooley の最高イノベーション責任者である David Wang 氏は、「当事務所の弁護士は、常に非常に多忙です」と説明します。「IPO では、絶えず何千もの作業に対応しなければなりません」
Cooley は、ChatGPT Work を基盤とする独自の AI 製品「GO Public」を開発しました。そのエージェント型ハーネスが情報を分析し、弁護士が成果物を確認・検証できるようにします。このワークフローにより、各案件に合わせた IPO の出発点が整います。
ChatGPT Work は、法務プロセスのあらゆる段階に AI の力をもたらし、より迅速で効果的かつ誰もが利用しやすいものにすることで、法務業務を変革しています。
Cooley のパートナー兼グローバル・キャピタル・マーケッツ部門共同責任者である Dave Peinsipp 氏は、「IPO は企業にとって極めて重要な節目の一つであり、経営陣の膨大な時間と労力を要する場合があります」と述べています。「GO Public によって綿密な準備を迅速に進められるため、弁護士と経営陣は、判断力、市場経験、戦略的思考が最も重要となる、取引を左右する意思決定により多くの時間を割けます」
GO Public の導入前は、類似企業の先例を基に作業を始め、クライアントの状況に合わせて調整することが一般的でした。GO Public により、Cooley はクライアント自身を起点に、提供された情報、関連する公開情報、厳選した先例を統合し、弁護士による確認に向けた、より個別化された出発点を作成できます。
Wang 氏は、「資本市場分野をリードする法律事務所として、当事務所が IPO で何をすべきか熟知していることは、誰もが理解しています」と述べています。Cooley のリーガルエンジニア、イノベーション担当弁護士、実務家が連携し、同事務所の資本市場における経験を独自のエージェント型システムへと落とし込みました。Wang 氏は、「GO Public と、OpenAI の技術を使って構築したエージェント型ハーネスにより、これまでの経験を AI 時代に生かせるようになりました」と述べています。
このハーネスは、エージェントが自動で実行できる手順、弁護士による確認や検証が必要な箇所、各工程を統合する方法を定め、エージェントのための管理されたワークフローを提供します。過去の分析から精選した情報には、Wang 氏が「組み込み済みのノウハウ」と呼ぶ知見が含まれています。Cooley は OpenAI と緊密に連携し、分野の専門知識と AI エンジニアリングの知見を組み合わせ、適切なプロセスから適切な成果が得られるようにしています。
GO Public により、Cooley は弁護士と経営陣の時間を、IPO を推進する本質的な業務へより多く振り向けられます。Wang 氏は、「ChatGPT Work を GO Public に統合する素晴らしさは、これまで手作業で整理していた膨大な情報を AI の力で扱えるようになることです」と述べています。「最初の整理を終えれば、最も価値の高い領域に人の労力と専門知識を集中できます」
Peinsipp 氏は、「これが、私たちの言う『高品質への到達速度』です」と述べています。「目的は、単に同じ作業を速くこなすことではありません。質の高い出発点へ早く到達し、弁護士が専門的な判断を下し、開示内容を精査し、企業にとって最も重要な課題を戦略的に検討する時間を増やすことです」
経営陣にとって、そのメリットは法律業務そのものにとどまりません。IPO の準備には、急速に変化する事業の運営も担う経営幹部の注意と時間が必要です。
ChatGPT Work により、綿密な準備を迅速に進め、経営陣の貴重な時間を取り戻せます。経営陣には、その人たちにしか価値を生み出せない領域、つまり事業やストーリー、そして最終的に株式公開を左右する意思決定に注力してもらいたいと考えています。
Wang 氏は、「従来、法務業界は変化に比較的慎重でした」と述べています。しかし AI により、Cooley は、クライアントが信頼を寄せる専門家としての判断力と説明責任を守りながら、資本市場業務の進め方を見直す機会を得ています。
Wang 氏は、「弁護士には、クライアントにとって最善で、法的に最も確かな結果を実現する専門家としての責務があります。そのためには多大な労力が必要です」と説明します。OpenAI を活用した GO Public は、弁護士がより多くの情報を検討しながら、最も重要な意思決定に専門知識を注げるよう支援するために設計されています。
Peinsipp 氏は、GO Public を資本市場業務の提供方法における、より大きな変革の始まりと捉えています。
Peinsipp 氏は、「GO Public は、資本市場実務の未来に向けた私たちのビジョンです」と述べています。「OpenAI との連携により、この業務の進め方を根本から見直すことができました。IPO だけでなく、資本市場取引全般に大きな可能性があると考えています」


