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OpenAI

2026年3月5日

製品

ChatGPT for Excel と新しい財務データ連携を発表

Excel で ChatGPT を使ったスプレッドシート作業を高速化。財務ワークフロー向けの新しい連携も追加。

2026 年 4 月 22 日更新:ChatGPT for Google Sheets のベータ版の提供を開始しました。これにより、Google Sheets で ChatGPT を利用できるようになり、自然言語を使ってスプレッドシートの作成・分析・更新を行えます。また、ChatGPT for Excel と ChatGPT for Google Sheets の両方で、アプリ連携とスキルのサポートも追加しました。詳細を見る(新しいウィンドウで開く)


本日、Excel アドイン ChatGPT for Excel(新しいウィンドウで開く) のベータ版を発表します。ChatGPT をワークブック内に直接組み込み、セルや数式をもとにモデルの作成・更新、シナリオの実行、出力の生成を行えるようになります。GPT‑5.4 を搭載し、Excel でできることの幅を広げます。パワーユーザーの作業スピードを高め、チーム間の一貫性向上にも役立ちます。

また、FactSet、Dow Jones Factiva、LSEG、Daloopa、S&P Global などの
金融データサービスとの連携を ChatGPT に追加します。これにより、信頼できる金融データを ChatGPT 上でより簡単に活用できるようになります。これらの機能により、チームは手作業に費やす時間を減らし、分析や意思決定、実行により多くの時間を充てられるようになります。

財務ワークフロー向けに最適化された AI モデル

GPT‑5.4(GPT‑5.4 Thinking として)は、本日より ChatGPT、Codex、API で利用可能です。当社で最も高度なモデルで、財務推論や Excel を用いたモデリングに適しています。業界の実務家と緊密に連携し、財務モデリング、シナリオ分析、データ抽出、長文調査など、アナリストが完了までに数時間から数日を要することも多い実務の金融ワークフローにおいて、GPT‑5.4 の性能向上に取り組んできました。その結果、金融の専門家が日々の業務で行うタスクにおいて、より高いパフォーマンスを発揮します。

OpenAI の社内投資銀行ベンチマークでは、適切な書式と引用を備えた三表連動モデルの作成など、実務のワークフローを評価しています。このベンチマークにおいて、性能は GPT‑5 の 43.7% から GPT‑5.4 Thinking の 87.3% へと向上しました。

ベータ版 ChatGPT for Excel:ワークブック内でスプレッドシートモデルを直接作成・更新・分析

ChatGPT for Excel のベータ版を導入します。これは、スプレッドシートに直接組み込まれた ChatGPT のバージョンで、チームが日々の業務で使っている数式や構造をそのまま活用しながら、モデルの作成、分析、更新を行えるようにするものです。アナリスト、ストラテジスト、リサーチャー、会計担当者は、より迅速に作業を進めながら手作業を減らし、数式の作成やリンクの確認、モデルの修正に時間を費やす代わりに、判断や意思決定に集中できます。

貸借対照表の予測を示すスプレッドシート型の財務評価モデル。横の ChatGPT パネルでは、直近の提出書類やコンセンサスデータをもとに、企業の RVI 保有状況、収益への影響、EPS、評価シナリオを分析している。

仕組み

  • スプレッドシートモデルをより迅速に作成・更新。モデルの作成やシナリオ分析を手作業で行う代わりに、チームが必要な内容を自然な言葉で説明するだけで、ChatGPT がワークブック内でモデルを直接作成・更新します。チームは、Excel でそのまま使えるワークブック上でモデルの構造、数式、前提条件を保ったまま、データ分析、レポート作成、在庫管理、予算管理を行えます。
  • 大規模なスプレッドシートから、手作業の照合なしでインサイトを引き出す。ChatGPT は複数のワークブックをまたいで推論し、シートや数式の参照関係を理解します。出力が変わった理由を説明し、エラーを特定して修正できます。さらに、前提条件がモデル全体にどのように反映されているかを示します。これは、既存のテンプレートを引き継いだ場合や、短時間で内容を把握する必要がある場合、また意思決定を行う前にワークブックを理解して検証したい場合に特に役立ちます。
  • ロジックをたどり、結果を確認する。ChatGPT は処理の内容を説明しながら、参照・更新したセルを回答内にリンクで示します。計算は Excel 上で直接実行されるため、チームは前提条件をたどり、数式を監査し、結果がどのように導かれたかを検証できます。ワークブックに変更を加える前に ChatGPT が許可を求めるため、ユーザーは各ステップを確認し、必要に応じて変更を元に戻すことができます。

ベータ版の既知の制限事項

ユーザーからのフィードバックをもとに、ChatGPT for Excel を迅速に改善しています。パフォーマンスの最適化を進めているため、回答に時間がかかる場合があります。また、生成された出力は、スプレッドシートの書式設定や一般的なレイアウトに合わせるために、調整が必要になることがあります。ChatGPT は数式の生成や説明ができますが、複雑な数式や例外的なケースでは、手動での調整が必要になる場合があります。

ペアレンタル コントロールを設定する

ベータ版の ChatGPT for Excel(新しいウィンドウで開く) は、ChatGPT Business、Enterprise、Edu、Teachers、K-12 のユーザー向けに世界中で提供されています。また、EU 域外の ChatGPT Pro および Plus ユーザーも利用できます。ChatGPT for Google Sheets は近日提供予定です。

Enterprise、Edu、Teacher ワークスペースでは、デフォルトでアクセスが無効になっています。管理者は、カスタムロールやグループ権限を使って、特定のユーザーのアクセスを有効化できます。

ChatGPT の財務データ連携

金融ワークフローに携わるチーム向けに、新しいデータ連携と、モデルコンテキストプロトコル(MCP)(新しいウィンドウで開く) を使って独自アプリを構築することで独自データにも対応できるようになりました。これにより、市場データ、企業データ、社内データを ChatGPT 内の単一のワークフローにまとめて取り込めます。GPT‑5.4 では、ChatGPT はより長いコンテキストや複雑なタスクを処理できるようになり、企業調査、モデル更新、バリュエーション、デューデリジェンス、引受審査などの業務で、出典付きレポートをより迅速に作成できるようになりました。

調査と分析を効率化

本日、Moody’s、Dow Jones Factiva、MSCI、Third Bridge、MT Newswires との連携をリリースしました。FactSet も近日追加予定です。これらの連携により、市場データ、企業データ、社内データを ChatGPT 内の単一のワークフローに統合できます。これにより、ユーザーは必要な情報の収集に費やす時間を減らし、決算サマリー、バリュエーションの概要、クレジットメモなどの出典付きレポートをより迅速に作成できます。今すぐアプリをご確認ください(新しいウィンドウで開く)

S&P、LSEG、FactSet、Moody’s、MSCI、PayPal などの金融・データプロバイダーを表すコネクターアイコンが、青いグラデーション背景の上に丸みのあるタイルとしてグリッド状に表示されている。

デューデリジェンスを迅速に実施

チームは、ChatGPT のリサーチ機能を活用したアプリを使って、提出書類、文字起こし、プレゼン資料、スプレッドシートなどから情報を取得し、構造化された出典付きレポートを作成できます。作成した内容は PDF や Microsoft Word にエクスポートできます。最近のアップデートにより、ユーザーは調査プロセスをより細かく管理できるようになりました。特定のウェブサイトやデータソースに焦点を当てたり、実行前や実行中に調査計画を調整したりできるほか、刷新されたワークスペースで情報源や引用を確認できます。

LSEG や S&P などの情報源をもとに、QXO に関する投資調査レポートの作成を Deep Research に依頼しているチャットインターフェース。下には、「QXO Investment Dossier and Leadership Deep Dive」というタイトルの生成レポートが表示され、エグゼクティブサマリーと出典付きの調査結果が示されている。

セキュリティ、ガバナンス、統制

職場で ChatGPT の導入を進める組織向けに、ChatGPT Enterprise は、セキュリティ、ガバナンス、アクセス制御などの機能を備えています。規制のある環境や機密性の高いデータを扱う環境でも、安心して ChatGPT を利用できます。

  • RBAC、SAML SSO、SCIM、監査ログによりアクセスを管理・監視でき、一般的な DLP や SIEM ツールにも対応しています。
  • TLS 1.2 以上による通信時の暗号化、AES-256 による保存時の暗号化に加え、エンタープライズ向けの鍵管理にも対応し、企業データを保護します。
  • データレジデンシーとリージョンごとの処理制御により、各地域のデータ要件に対応します。
  • デフォルトでは、ChatGPT Enterprise と共有されたデータが当社モデルの学習や改善に使用されることはありません。

エンタープライズ向けのセキュリティ、プライバシー、コンプライアンスに関する取り組みについて、詳しくはこちらをご覧ください。詳しくは、当社チームまでお問い合わせください。

顧客への影響

当社は、金融機関が調査、引受審査、監査、顧客対応、コードのモダナイゼーション、業務運用などに ChatGPT を活用する取り組みを進める中で、各機関と緊密に連携しています。銀行、資産運用会社、保険会社において、デューデリジェンス、顧客体験、投資調査などのワークフローで効果が現れ始めています。今後も、顧客が AI の導入を拡大していく中で、私たちも顧客とともに学び続けていきます。 

「ChatGPT により、財務分析や市場調査、法務レビュー、社内メモ作成に至るまで、当社の調査・デューデリジェンス業務は大幅に加速しました。同時に、チーム間の業務の一貫性も向上しています。また、チーム全体の処理能力が高まり、投資担当者は判断や議論、投資判断の確度を高めることに、より多くの時間を割けるようになりました。新たな機能をいち早く取り入れながら、今後の金融サービスにおける AI 活用のあり方を形作る一助となることを期待しています。」
— Hg AI 部門責任者、Amr Ellabban 博士

今後の取り組み

今回の発表は、アナリスト、ストラテジスト、リサーチャー、会計士と進めてきた OpenAI の継続的な取り組みを基にしています。現実の導入事例から得た知見をもとに、プロダクトとモデルの改善を進めています。規制環境の中でも責任ある形で運用しながら、金融機関がより迅速に取り組みを進められるよう支援しています。

詳しくは、当社チームまでお問い合わせください。エンタープライズのお客様は OpenAI と直接開発を進めることも、Accenture、Bain、Boston Consulting Group (BCG)、McKinsey & Company、PwC などの経験豊富なパートナーと連携して、既存のデータ、アプリケーション、運用モデルに AI を統合することもできます。