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OpenAI

オープンウェイトとすべての人のための AI

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AI の次なる課題は、技術力の向上にとどまりません。今問われているのは、「誰に AI を届けるか」です。当社の使命は、できるだけ多くの人の手に AI を届けること。それが当社の原動力になっています。当社ではこのほど、最も高性能なオープンウェイトのモデルを公開しました。これは高度な AI を世界中の誰にとっても、よりオープンに、より柔軟に、よりアクセスしやすくするための大きな前進です。AI が一部の人々に独占されるのではなく、多くの人々が利用できるようにするという当社の広範な取り組みの一環でもあります。だからこそ、これらのモデルを OpenAI for Countries イニシアチブと、地域社会の最前線で活動する当社非営利部門の取り組みの双方に取り入れました。

OpenAI for Countries は、私たちの同盟国やパートナーが、民主的な価値観に根ざした AI インフラを構築できるよう支援します。オープンウェイトモデルを各国政府に提供することで、米国主導の枠組みに基づくグローバルな AI 構築を後押しします。これにより、各国は AI を活用した経済成長や技術革新、新たな機会の創出を目指すことが可能になります。中立的な立場にある国々にとって、強力なオープンウェイトモデルが利用可能になれば、専制的な AI ではなく、民主的な価値観に基づく AI を構築するための動機づけとなるでしょう。

そして、OpenAI の非営利部門を通じて、全米の助成先団体にこれらのモデルを提供することで、非営利団体が自らの影響力を拡大し、より多くの人々にサービスを届けられるよう支援する考えです。

当社が提供するのは、高度な問題解決が可能で、多くのタスクに柔軟に対応できる、最先端のオープンウェイト推論モデルです。これらのモデルは、個人の開発者や地域の非営利団体から、大企業や政府機関に至るまで、あらゆる人々が、自らのインフラ上で AI を自由に実行し、カスタマイズすることを可能にします。そして、産業界、地域社会、世界中の国々において、AI へのアクセスが民主化されることになります。また、これらのモデルは新興市場、リソースが限られたセクター、小規模組織にとっても参入障壁も引き下げます。適切なツールがあれば、人々は新しいものを構築して、革新を起こし、次の機会を切り拓くことができます。

このほか、オープンモデルは米国主導の民主的 AI を推し進めるための強力なネットワーク効果も生み出します。多くの開発者が同じツールを使い、それを改善していくことで、新たな統合やファインチューニング、性能の最適化といったすべての貢献が、コミュニティ全体に恩恵をもたらします。Linux が世界中のサーバーの大部分で使用されているのも、まさに同じ理由です。オープンソースでの連携によって、個々の力を結集するよりも大きな価値を生み出しています。科学が小さな貢献の積み重ねによって大きな躍進に至るように、共有された AI ツールもまた、優れたアイデアをより早く生み出し、より多くの人々に届けることを可能にします。

ここには戦略的な側面もあります。最も広く採用される AI モデルを開発する国が、国際的な基準を形成します。米国で開発されたモデルを採用するという選択は、米国の技術革新と価値に賭けることでもあります。インテリジェンスの時代において、AI モデルはソフトパワーの一形態です。各国政府や企業が米国発のモデルを採用するということは、信頼性、透明性、そして民主主義的な規範に根ざしたエコシステムを選ぶということです。

ホワイトハウスの新たな AI 行動計画は、オープンウェイトモデルが、米国の AI 主導権の強化、学術分野の支援、産業界や政府での導入につながることを明確に示しています。オープンウェイトモデルは、まさにその時代の要請に応えるために設計されています。政治的立場を超えて幅広い支持を得ている米国の政策優先事項と足並みを揃えながら、世界中の開発者が自分たちのやり方で自由に技術革新を起こせるようにすることを目的としています。

こうした姿勢は、当社の取り組みにおいて常に一貫しています。当社が3月に、新たな AI 行動計画の策定に向けてホワイトハウス科学技術政策局(OSTP)に提出した意見書(新しいウィンドウで開く)でも述べたとおり、「AI をオープンソースにすべきか、クローズドソースにすべきかという問いは、誤った選択肢だと考えています。両方とも必要であり、相補的に機能することで、AI を米国主導の基盤の上に構築していくことが可能になります」

オープンモデルは、データの所在地やセキュリティに関する厳格な要件を持つ政府機関や組織にとっても、新たな機会を生み出します。データを国外に出せず、サードパーティのクラウドサービスも利用できない地域においては、オープンウェイトモデルが、高度な AI を活用しつつ、機密性の高い情報をローカル環境で管理し続けるための、安全かつ柔軟な方法を提供します。

今回のリリースは、WhisperGPT‑2CLIP をはじめとするオープンソースモデルをこれまで公開してきた OpenAI の取り組みの延長線上にあります。このモデルは、オープン性、知的自由、幅広いアクセスを土台とした民主的な基盤上に、次世代の AI インフラを構築するものです。OpenAI for Countries と当社非営利部門を通じて、これらのモデルは、AI の恩恵をより多くの人々に届け、あらゆる規模の国々が AI 経済に参加できる世界の実現を後押しします。

著者

OpenAI