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OpenAI

2024年5月30日

製品

OpenAI for Nonprofitsが登場

ChatGPT Team および Enterprise の割引料金を含む、非営利団体向けのツールにアクセスしやすくする新しい取り組みを開始します。

ChatGPT Nonprofits
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本日、OpenAI for Nonprofits を発表します。非営利団体が当社のツールにアクセスしやすくする新しい取り組みです。

非営利団体は既に ChatGPT を使って生産性を向上させ、新しい形で地域社会に貢献しています。運営上の課題、限られた資金、人員不足は、しばしばその社会的インパクトを妨げるものです。ChatGPT は、あらゆる規模の非営利団体がこれらの障壁を克服し、より少ないリソースでより多くを達成できるよう支援します。助成金提案書の作成、データ分析の洗練、多様な対象者に合わせたコミュニケーション戦略など、ChatGPT は非営利団体の力を大きく高めます。 

OpenAI for Nonprofits では、非営利団体が ChatGPT Team を月額または年額プランから20%割引料金で利用できるようになりました。大規模な非営利団体の場合は、大規模な展開に対応します。営業担当へお問い合わせいただくと、ChatGPT Enterprise を50%割引でご利用可能です。GPT‑4o のような最先端のモデル、高度なツールやカスタム GPT、専用の共同作業ワークスペース、チーム管理のための管理ツール、堅牢なプライバシーおよびセキュリティ(新しいウィンドウで開く)基準にアクセスできます。

非営利団体による ChatGPT の活用方法

非営利団体における運営と生産性の向上が具体的な社会的インパクトに繋がるストーリーを4つご紹介します。今後、非営利団体が AI 技術を最大限に活用し、最善慣行を共有できるよう、より多くのリソースを開発、提供していく予定です。当社と連携したい非営利団体の方は、OpenAI Forum(新しいウィンドウで開く) で構築している非営利団体コミュニティへのご参加を申請してください。

国際的な資金調達へのアクセスを簡素化

ブラジルの女性と少女に対する暴力撲滅を目指す非営利団体 Serenas(新しいウィンドウで開く) は、小規模なチームで活動しています。ChatGPT は、効果的な助成金提案書の迅速な作成、新しい寄付者テンプレートへのコンテンツの適応、英語とポルトガル語での資料作成など、Serenas が多様かつ国際的な資金源を確保する上で役立っています。設立者の Amanda Sadalla 氏は、「非営利セクターでの人材難の中、ChatGPT のおかげで世界の寄付者とより簡単に繋がれるようになりました」と話します。

クライアント第一のケアを改善する

GLIDE Unconditional Legal Clinic(新しいウィンドウで開く) では、ChatGPT を使って飛び込みのクライアントに法律のアドバイスをしています。圧倒的な需要に応えるため、ボランティア弁護士がクライアントに1時間ずつ面談を行うものの、それだけではクライアントの相談内容を十分に理解できないことが多くなっています。ChatGPT を導入したボランティア弁護士は、大量の文書をその場で確認したり、主な発見を要約したり、特定の法的な問題について関連する紹介先を見つけたりするなど、面談の中でより詳細なサポートを提供できるようになりました。

チームのデータ分析能力を高める

THINK South Africa(新しいウィンドウで開く) は、ChatGPT を使って健康データのクリーニング、分析、解釈について公衆衛生の専門家に研修を行っています。公衆衛生の意思決定者は、これまでデータを効果的に利用してリソースを配分し、活動の優先順位を決める能力について、時間と知識の制約に縛られていました。ChatGPT はこの課題を解決します。THINK による研修を受けた医療従事者は、当初こそ ChatGPT をワークフローに組み込むことに不安を抱いていましたが、詳細なワークショップを経た頃には、ChatGPT が自分たちの創造力と分析力を高めていることに気づきました。THINK は、現在では南アフリカの公衆衛生プログラム全体に ChatGPT の恩恵を広げるため、ツールキットと拡大された学習プログラムを開発中です。

高品質なリソースのキュレーション

世界のデジタル公平性格差を埋めるために活動している非営利団体 Team4Tech(新しいウィンドウで開く) は、ChatGPT を活用して EdTech のリソースハブのキュレーションを行っています。これは800以上の組織からなる非営利団体コミュニティを通して世界中で3900万人以上の学習者に利用されています。日々新しいリソースが作成されるため、キュレーションには時間がかかります。Team4Tech は ChatGPT を使用して各リソースの初期評価を行い、方針との一致や懸念の特定領域にフラグを立てています。そして Team4Tech の職員が ChatGPT の評価結果を確認し、より迅速かつ総合的に適正評価手続きを行うことができます。Team4Tech の研究・イノベーション主任である Jody Britten 博士は、「ChatGPT でより正確なリソースのキュレーションが可能になったおかげで、非営利団体に最善のリソースを提供できるようになりました」と話しています。

OpenAI for Nonprofitsの詳細をご覧になる(新しいウィンドウで開く)か、こちらから申し込み(新しいウィンドウで開く)ができます。